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【北斗】
阿部ちゃんが体調を崩して、気づけばもう3日目。
過労とはいえ、ずいぶん長引いちゃってるね、なんて言いながら、何度かしょっぴーもうちに寄っては、心配そうにしてた。
「阿部ちゃぁん、大丈夫ー？」
阿部「ん…あぁ、A。ご飯、ありがとう」
「んーん、全然。あ、おでこ変えるね。あ…スポドリ、もう飲みきっちゃってる。あとで持ってくるね」
阿部「A…？無理は、しないでよ…？」
「ふふっ。そんなグッタリな阿部ちゃんに言われても」
3日も経てば、Aの心のざわめきも少しは落ち着いていて、その分阿部ちゃん助ける！とか言って、張り切っていたもの恩返し的な。
とはいえ、Aだって万全なわけではないから、そこそこでセーブをして欲しい俺や阿部ちゃん。
まぁ、本人前向きだし、それなりに自分でセーブもかけてるから、今はあまり口出しはしないでおくけど。
阿部「北斗…」
黒「ん？」
阿部「お願いがあってさ…」
黒「え、なに。改まって」
阿部「あぁ…大したことじゃ、ないんだけど…」
“樹たちに、あんまカバーしなくていいよって、言っておいて欲しい”
思ったより長引く不調に、確かに父さんや深澤くんが阿部ちゃんの仕事をカバーしてるわけだけど、阿部ちゃんも気遣いだなぁ…なんて。
そんなこと言ったって、あの2人が手を緩めるはずないことも、きっと分かってるだろうに。
黒「分かった、言っておくね」
阿部「ありがと、助かる」
黒「あぁ、そうだ。Aが昨日、アイス大量に買ってきてんの。あべちゃん、食べるかなぁって。なんか冷たいものとか、甘いものとか欲しくなったら言って？いつでも持ってくる」
阿部「ふふっ。アイス…」
黒「…Aが調子悪い時、誰がどう甘やかしてんのか、すごく分かりやすいよね」
阿部「…面目ない」
黒「ははっ。冗談。いつもありがと」
俺だけじゃない。
してもらった分、できる時に返したいのは、Aも同じなんだろう。
Aの場合は少し面白くて、多分何したらいいのかよくわからないし、できないことも多いから、してもらったまんまを返すところ。
いつも、しんどい時は阿部ちゃんがAの大好きなアイスをたくさん買ってくれてんだろう。
なんて…冷凍庫を覗いては、笑っていられたのに。
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かん。(プロフ) - 黒loveさん» リクエストいただきありがとうございました！お待たせいたしました、短編集��にてお話完結となります。ありがとうございました！ (10月29日 15時) (
レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
佑妃奈(プロフ) - かん。さん» 書いて下さりありがとうございます!!これからも応援してます😊 (9月21日 21時) (レス) id: 560bd373a9 (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - 佑妃奈さん» リクエストいただきありがとうございました☺︎イメージ通りにできていますでしょうか…？お楽しみいただけていたら嬉しいです！いつも応援していただけて感謝しております！これからもよろしくお願いします！ (9月20日 0時) (レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - ちぃぷーさん» リクエストいただき、ありがとうございました！都合により、一旦パパに振ってしまいましたが、この後別のリクエストでこのお話を引き継いで佐久間くんに登場してもらう予定なので、ぜひそちらも引き続きよろしくお願いします！ (8月31日 12時) (レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
黒love - いつも見てます!リクエスト失礼します。ほっくんが髄膜炎の治療中の話が見たいです。お願いします (7月25日 19時) (レス) id: 247892270a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かん。
| 作成日時：2023年5月18日 12時
