誰よりもいい居心地 ページ11
【北斗】
珍しく阿部ちゃんが体調崩した。
熱出して仕事も休んでて、風邪だといけないからって病院へ行った結果は、過労とのこと。
昔からセルフコントロールの上手だった阿部ちゃんには、こんなこと珍しくて、俺たちもびっくり。
阿部「ごめんね、北斗…。家事、全部負担いってるよね」
黒「んーん、そんなことないよ。つか、俺もいっつも代わってもらってるし。こういう時は、お互い様でしょ？それより、体は？結構しんどそうだけど…」
阿部「ハハッ…。さすが…普段からAの誤魔化し見抜いてるだけある。北斗は鋭いねぇ…」
黒「まぁ、あの妹を15年も見てたらね」
「なにー？A、呼ばれたー？」
黒「呼んでない。あなたは下行ってて〜」
昨日、阿部ちゃんが限界迎えた時にそばにいたのが、たまたま阿部ちゃんの部屋で勉強教えてもらってたAだったんだよね。
あまりに珍しいことだし、もちろん思っても見なかったことだから、Aも必死に俺たち呼んで、そのままちょっとパニックになっちゃって。
それからというもの、ちょこちょこAは阿部ちゃんの部屋覗きにきてるみたいだけど、なんとなく、少しビビってる感じ。
わざわざ心ザワつかせる必要もないし、やりたいようにはやらせてるけど、出来るだけ遠ざけて欲しいってのは、阿部ちゃんからのお願いだった。
阿部「ありがと」
黒「ん？あぁ、全然。俺も下行ってるし、今日は休みだから何かあったら呼んでね」
阿部「ん、お言葉に甘えさせてもらう…」
今日はゆっくり寝かせてほしいって、そう言った阿部ちゃんは、もうすぐにでも眠ってしまいそうに、ゆったりと話していた。
洗濯物を回収して、もうタオルケット一枚の時期だけど、途中で寒くなってもいいように毛布だけ出しておいて、あとは、阿部ちゃんの言う通り。
そっとしておいてほしい気持ち、分かるし。
黒「うおっ…」
「阿部ちゃん…」
黒「ん、だいじょーぶ。頑張りすぎちゃったんだってさ。ほら、急に暑くなってきたし…父さんたちも、お仕事忙しそうだったじゃん？」
「ん…」
黒「ふふっ。阿部ちゃんも、人間だったってことよ。あ、今日ご飯作るの手伝ってくれる？阿部ちゃんのごはんも分けるからさ」
そういって役割与えてあげれば、少しでも心は上向いてくれたかな。
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かん。(プロフ) - 黒loveさん» リクエストいただきありがとうございました！お待たせいたしました、短編集��にてお話完結となります。ありがとうございました！ (10月29日 15時) (
レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
佑妃奈(プロフ) - かん。さん» 書いて下さりありがとうございます!!これからも応援してます😊 (9月21日 21時) (レス) id: 560bd373a9 (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - 佑妃奈さん» リクエストいただきありがとうございました☺︎イメージ通りにできていますでしょうか…？お楽しみいただけていたら嬉しいです！いつも応援していただけて感謝しております！これからもよろしくお願いします！ (9月20日 0時) (レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - ちぃぷーさん» リクエストいただき、ありがとうございました！都合により、一旦パパに振ってしまいましたが、この後別のリクエストでこのお話を引き継いで佐久間くんに登場してもらう予定なので、ぜひそちらも引き続きよろしくお願いします！ (8月31日 12時) (レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
黒love - いつも見てます!リクエスト失礼します。ほっくんが髄膜炎の治療中の話が見たいです。お願いします (7月25日 19時) (レス) id: 247892270a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かん。
| 作成日時：2023年5月18日 12時
