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もう反応に疲れだした私の横にしゃがんだともやんが話しかける。


「A、もう反省してるやんな。これからは遅刻せえへんて約束できるやろ?」

「うん。できる」

「じゃあみんなに謝って、それで終わりにしよ」

「ハイ。
遅刻してすいませんでした。」

ともやんに促され謝罪する。

べちゃ

「無理でーーーす!」

終わらないよねぇ!!!

「いつまでやんねん、」


文句をたれると両手にパイを持って投げる気満々のぺろ愛が「さすがにもうないで」と言った。

「うん、めちゃめちゃ手に持ってるのよ」

「これは持ってるだけよ。とりあえず顔洗ってきたらええんちゃうん」


せっかく遅刻してまで化粧したのに私の顔はパイによって真っ白だった。
部屋を出て下の階にある洗面所で顔を洗う。

戻ろうとスタジオのドアを開けようとしたところで、ふとともやんの誕生日を思い出す。
これ、ドア開けたらパイ来るやつやん。

上等や、かかってこい。

ドアの前でシュシュッとパイ避けムーブを練習して意を決してドアを開ける。

「オラァ!」シュッ

はいきた完璧に避けた

と思ったらパイはこなかったしメンバーはこちらを見てもいなかった。

「オイ!これドア開けた瞬間パイくるやつちゃうんけ!」

「お前1人でなにしてんねん」

「えっ おわり?興味なくなんの早すぎん?」


いまパイきてたら絶対避けられてるムーブやったのに。
そう呟きながらソファに腰掛けてパソコンを開く。

「A、今日 晩飯行くやろ」

「焼肉?」

パソコンに目を向けながらペろ愛に返答する。

「そやなぁ、どこがええかな」

べちゃ

「、、」

パソコンに集中しすぎて背後から近づいてくるぺろ愛に全く気づかず、また目の前が真っ白になった。

「お前ほんっっとにアホやなぁ!」

「油断してんとちゃうぞ!」

メンバーからの盛大な煽りは私の闘争心に火をつけるのに十分なものだった。


「、、戦争じゃー!!」

「怒った!逃げろ!」


パイを当て、当てられ、みんなで全身真っ白になった一日でした。



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あいう - 面白いからいっぱい更新してほしい!!です (3月27日 23時) (レス) id: 9d9e909624 (このIDを非表示/違反報告)
- 最高 (1月30日 11時) (レス) @page30 id: 4b027b8348 (このIDを非表示/違反報告)
- 大好きです!面白すぎました!!更新お願いします!!お願いです、!! (11月16日 23時) (レス) id: 25b83695bb (このIDを非表示/違反報告)
ほえ - 更新待ってます!頑張ってください (2021年11月19日 16時) (レス) id: c9c36d94f1 (このIDを非表示/違反報告)
鶴舞しゅん(プロフ) - 応援してます! (2021年10月25日 16時) (レス) id: 94c5de59b2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:4したか | 作成日時:2021年8月16日 5時

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