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動画16 ページ17

Aside


偶然が偶然を呼び、コムドットさんの事務所は裏だった

そんなことあっていいのか?

なんて悶々と考えていたら、車は止まって皆降りていた


ひゅが「Aちゃん?」

『あっ!!ごめんごめん!すぐ降ります!』


シートベルトを外して、降りる。


『今日は本当にありがとうね!楽しかったですw』

ゆた「いやいや!むしろこちらこそ、ありがとうね」

『じゃあ、編集頑張ってね!』


3人に礼をして、裏の私の家に向かう。


「まって!」


そんな声がして振り返る。

これからは1人の視聴者で、たまにジム出会う人になる。

それでいいし、これ以上求めてはいけない気がする。

でも、呼び止められてしまったら可能性を信じてしまう

声の主はやまと君だった


『どうしたの?』


そんな重くは考えていないので、普通に返事をする


やま「これはだいぶ真面目な話になるんだけど、俺たち今登録者数100万人目指してて、週7本投稿とかしてるのは知ってる?」

『うん、』


真面目な話。

怒られるのかな、邪魔しないで欲しいとか、そう言うやつ。


やま「だから今日みたいに、ジムとかで休憩しつつ交代で動画編集してるんだけど、どうしても飯抜きとかになる時がある。」

『うん。』


顔色を伺うように返事をする


ゆた「そんなにビクビクしないでも、怒るわけじゃないから安心してw」

ひゅが「おい、怖がらすなよww」

『え?』


ゆうた君とひゅうが君が空気を穏やかにしてくれた


やま「わかってるよwそこで提案なんだけど、栄養管理とか、食事管理をしてくれる人がいたらなぁって言ってたの。でも男しかいないから、そーゆーのできるやついなくてさ」


もしかしてこれは

いや、もしかしなくても。


『勧誘されてたりする?』

やま「結論を言えばそうだね。」


おっと、どうしよう。

実を言えばyoutubeを始めてから、割と忙しくなってきていた。

会社との両立ができなくなっていることを自覚してきている。

youtubeは自分の好きな時に投稿すればいいだけなんだけど、視聴者さんがいる。

レシピを見たい人がいる

そういう期待が私を突き動かしていた。


『ごめん、ちょっと時間欲しいかも。』

やま「もちろん、無理にとは言わないし、本業もあると思う。他の裏方とかにも言わなくちゃならないから、後日しっかり話したい。」

『分かりました!多分、裏方としてサポートするってなったら会社との両立は難しくなるよね?』

やま「そうなると思う。」

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作者名:キノコ | 作成日時:2023年1月11日 22時

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