動画3 ページ4
No side
いつもは静かなジムに笑い声が聞こえる。
とても楽しそうな声だ。
彼らはカメラを回していて、動画を撮影しているようだった。
？「今日は何ー？」
？「今日はジム！」
？「ということですね、今日はこのプラスジムさんにお仕事いただきましたー!」
？「うおー！！！」
？「いえーい！！」
お客さんも少なく、ほぼ貸切状態の中で彼らはジムの紹介や、器具の使い方、ミニゲームなどをしている。
撮影も終盤にかかってきた頃、1人の男性が提案をする
？「せっかくだし、チャンネル登録の声かけしてみね？」
？「たしかに！」
彼らはどの人がいいだろう、運動中に声かけるのもな…と考えていると、ちょうど機械を止めた1人の女性がいた。
これを見逃さずにいた男性達はあの人いいんじゃない？と声をかけに行くことにした。
提案をした男性は女性の肩を叩き声をかける。
？「すみません！おねーさん！今お時間大丈夫ですか？」
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Aside
『……？はい。大丈夫ですよ？』
なんか知らないけど、かっこいいおにーさんに声かけられた。
え、？？
なんか落としたかな。
ほら、少女漫画でよくあるあの感じ。
でも、何も落としてないな。
どうしたんだろ…
？「実は僕たちYouTuberで5人で年内100万人目指してるんですけど、よかったらチャンネル登録って…」
YouTuberだったんだ!だって顔いいもんね。
これはすごいなぁ。
『あっはい！いいですよ！ちょうど今youtube開いてて、キヨさんの動画見ながらストレッチしてたんですw』
ほんとに時間は余っていた。
私がゲーム実況を見ていたキヨさんという実況者の名前を出すと、5人のうちの1人が反応した。
？「キヨさん！？キヨさん好きなんですか！」
『好きです！アソビ大全にいまはまってて…！』
？「あ！！わかります！！！こういう時に見やすいですよね！！」
？「なんか盛り上がってますけど…」
？「あっちゃんちゃえちゃえ」
？「違う！ちょえ！！」
？「ちょえちょぇ！！」
？「ちょえちょえちょえー！！！！」
『ちょえちょえちょえちょえちょえ！！』
なんかこれは言わなくちゃいけない感じだったよねw
知らんけど！
？「wwwwwおねーさん最高！」
『ありがとうございますwなんて検索したら出てきますか?』
？「カタカナでコムドット、なんですけど。」
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作者名：キノコ | 作成日時：2023年1月11日 22時
