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朝はとても憂鬱だ。
幹部は幹部同士で朝食、夕食を取らねばならない。
つまり現総統にも顔を合わせなければならない。
軍帽を手にし、食堂の扉を開く。
いつもギリギリの無能や騒音はいない。
俺は一番端に座る。
隣の作戦部隊幹部は紅茶を置いた。
『...すまない。』
em(エーミール)「いえいえ。」
口をつける気はない。
いつ毒が盛られるかわからない。
コイツだって、現総統の友人の一人だ。
tn(トントン)「あと2分...」
堅物のカウントダウンが始まる。
騒音は、残り一分で入ってきた。
kn(コネシマ)「セェェェェェフ！！」
tn「ギリギリな。」
問題は無能だ。
いつまでも学習しない馬鹿。
tn「二分経過...」
そして猛スピードで入ってくる。
ut(大先生)「セェェェェェフ！！」
tn「アウトや！お前何回目やと思っとん？！」
説教が始まる。
早くしてほしいものだ、こっちは忙しいんだ。
イライラし始めたころ、ようやく終わった。
「いただきます。」
幹部の間では必ずするこの挨拶。
なんでも外道の国の習慣らしい。
なんでこんなことをする必要があるのか。
周りは騒がしすぎる。
どうして静かにできないのだろう。
em「あ、あのグウェインさん」
『なんだ。』
em「この前は、重要図書を寄贈していただきありがとうございました。お陰で生徒たちも理解できるようになりましたし。」
『....この国の発展のためだ。当たり前だろう。』
必要最小限のみ。
だが、隣の男は嬉しそうだ。
zm「へぇ、偶にはいいことするんやな。」
睨みたくなったが、ここは自分を抑える。
殺すことしか脳になかったコイツに言われるのは屈辱だが、耐えなければ。
現総統の前だ、変なことはできない。
俺はさっさと食べ終え、仕事場に戻ろうとした。
tn「グウェインさん！」
静かに振り返る。
全員が俺に向いている。
吐き気がする。
tn「明日までの書類が出ていなくて...ウィルバーさんに渡したんですけど」
『...ハァ。生憎だが俺の手元まで来ていない。今度から重要書類はウィルバーには渡さないようにしてくれ。その書類は今日中に持っていく。』
ウィルバーのお気楽な性格は他で発揮してもらいたいものだ。
今日は2人も話さなくてはいけなくなった。
書類を届けるのはウィルバーにさせるか。
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黄緑 - めちゃめちゃ良いとこで更新停止...(泣)復活してぇ(切実) (2021年4月18日 14時) (
レス) id: 319e1747b2 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - この作品が大好きで度々読み返しています。更新を待っています。 (2020年5月24日 6時) (レス) id: a58dbef8ae (このIDを非表示/違反報告)
トルカ - 遅くなってすいません、復活おめでとうございます (2019年6月7日 0時) (レス) id: ad8c28f837 (このIDを非表示/違反報告)
ギル(プロフ) - 復帰おめでとうございます！更新頑張ってください！ (2019年5月31日 2時) (レス) id: 10873ec8d4 (このIDを非表示/違反報告)
トルカ - 私も皆さんと同じでこれは作者さんの自由なので作者さんの想像を書けばいいと思います(設定がおもしろくて好きなので投稿待ってます (2019年5月21日 1時) (レス) id: ad8c28f837 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミス來 x他1人
作成日時：2019年3月28日 22時
