【そらる】どうか、俺を欲しがって２

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結局、ベッドから起き上がったのはお昼すぎ。


水族館、行ってみる？と彼方さんが誘ってくれて、ランチも外で済ませることになった。




荷物が多いので、一度家に帰ってもいいですか？と聞くと、

「あ、全部置いてっていいよ。洗濯しとくし。」

と軽い返事が返ってきて。


A仕事忙しいし、あんま会ってくれなさそうだから、人質に。と付け加えている。




「彼方さんの方が忙しいじゃないですか。それに、わたしだって。」


「なに？会いたいの？」

「そうですよ、だから会いにきますねっ」

そう答えると、そうそう。いい子。と満足そうだった。




「A、準備できた〜？」

「できた！」

なんて2人で玄関へ向かっていると



「ゴミ忘れた、先にエレベーターのとこ行ってて。」

と、彼方さんはリビングへ戻っていって。







部屋を出て10歩のまふまふさんの部屋を通り過ぎて、すぐ横エレベーターで彼方さんを待つと、2人でエントランスへ向かった。






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