Pain, pain, go away ページ8
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まさかAさんが泣くほど悩んでいるとは思わなかった。
ちょっとびっくりしたけど、やっぱりAさんはなんでもかんでも1人で抱え込んで、いっぱいになるまで溜め込んじゃう人だと思った。
こんなこと続けてたらいつか絶対壊れる。
俺はそれが怖かっただけなのかもしれない。
しばらくすると、Aさんは口を開いた。
「……なにが怖いのかが分からない」
「……、」
なにが嫌なんだと思う、と俺に聞くAさん。
Aさんの声はまだ震えている。
「……俺はAさんじゃなければ女の子でもないけど、でもまぁ不安になる気持ちは分かるよ」
「……。」
「だからさ、お願いだからもう二度とこんなになるまで溜め込まないって約束して？俺Aさんが壊れたら生きていけない、」
Aさんが壊れないように、どこか遠くへ行ってしまわないように、またぎゅっと抱きしめた。
するとAさんは俺の背中に手を回して抱きしめ返してくれた。
分かった、の意味で受け取っておいていいのかな、？
そう思っていると、腕の中から静かに寝息が聞こえてきた。
��
あの日から1ヶ月後。
今日はAさんの例の雑誌が発売される日。
Aさんの水着なんでえちえち確定。覚悟してみないと。
と、バタンっ、と音を立てて楽屋のドアが開いた。
息を切らしてドアの前に立っている健太さん。
「っ、はぁ、雑誌っ、！」
右手には例の雑誌が。
男臭い楽屋から男臭い歓声が上がる。
……さすが、この人は仕事が早い。()
テーブルに雑誌を広げると一気に集まってくるAさん大好き隊。
……ま、待って。
これかなり、その、……き、際どいよっ、！()
しばらく男共と雑誌を楽しんでいると、ご本人様登場の合図が。
「はよーざいます……って！見るな！」
「ねぇ！なんでこんな(自主規制)なの？！」
「うるっさい！健太！今すぐその雑誌渡せ！」
「嫌だ！もっと楽しむんだもんっ！」
「ふざけんな！それ以上見たら〇すよ？！」
「やだぁ！返して！」
「一生返さない！」
「(心:実は俺も持ってる)」←樹
「「「(心:樹まじナイス)」」」
……今日も平和な1日です。(？)
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い、1時間で20票も追加されてて作者はびっくり通り越してビビっております。
嬉しくなっちゃったので最後までぶあっと書いちゃいました。
評価ありがとうございます！
そしてリクエストありがとうございました！
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作者名：L
| 作成日時：2020年6月12日 12時
