Pain, pain, go away ページ4
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「ほーん、水着、ね?」
「……龍友さんに話した私が馬鹿だった」
「ごめんやけど俺もそう思うわ」
「発売されたら5冊買うわ」
自動販売機の横のベンチに3人並んで腰掛ける。
きっと今年最大の悩みになるであろう、雑誌の撮影内容を2人に話した。
話している途中でLDH三大ヘンタイの龍友さんに話すべきじゃないって気づいたけど、まぁさすがに途中で終わる訳にも行かないのでスルー。
ちなみに他の2人はTAKAHIROさんと臣さん。
「まぁでも、嫌なら断りゃええと思うけどな」
「……そうですよね、」
「後で北人が大変になりそうやけどな」
「多分吉野だけじゃないですよ」
嫌、って言うほどでもない。
でも喜んで、というわけでもない。
私はオラオラ男臭いRAMPAGEのメンバーであって、ふわふわ清楚系な可愛いモデルさんじゃない。
E‐girlsとか他の子に頼めばいいのになぜか私にオファーが来た。
きっとRAMPAGEの名前を広めたいんだと思う。
RAMPAGEの名前を広げるためだと思えば全然大丈夫なんだけど、私はモデルのAじゃなくてRAMPAGEのAを見てほしい。
頼み込まれない限りはもう演技もソロの撮影もしたくない。
でもオファーを受ければRAMPAGEの名前が広がる……。
んん、難しい。複雑。
「……そんなに身体に自信あるわけじゃないんですよね」
「「その身体で何言うてんの」」
「龍友さん大好き夏恋ちゃんに頼めばいいのに」
「確かに夏恋のも見てみたいよな……」
「「(この人やっぱりLDH三大ヘンタイだ。)」」
パフォーマンスはかっこいいのに、ちょっと残念。()
「でも聞いてくれてありがとうございました、ちょっとスッキリしました」
「ん、俺らで良ければいくらでも聞くで」
「ちゃんと事前に言わんとメンバー絶対うるさくなるからな」
ちょっとヘンジンさんとヘンタイさんな2人だけど、先輩はやっぱり先輩だった。
「水着楽しみにしとるで」
「今ので龍友さんに対するいい人イメージが崩れ去りました」
「あらそれは大変」
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作者名:L | 作成日時:2020年6月12日 12時