癒され企画 ページ18
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Aさんがいつもの冷たいAさんじゃない。
テレビだから気をつけてるんだろうけどさ、……。
やっぱり俺はいつものAさんがいいなぁ、なんて。
Aさんは結構割と本気で鳥が苦手だったみたいで、
「はぁぁぁ、ねこぉぉぉお、」
猫に全力で癒されている。
もはやどっちが猫だか分からない。(?)
そしてもうカメラマン役は果たしていない。
「Aさん、カメラ」
「あ、そうだった」
壱馬にそう言われて、抱っこしていた猫を床にそっと下ろす。
人にはもちろん、動物にもモテモテなAさんは今日もまた猫にモテている。
ほら、今だって、
「ありゃ、私もうボクと遊ぶの終わりだってよ」
何度床に下ろしてもフサフサモフモフの猫はAさんの膝の上にぴょんぴょん乗っかってくる。
……いぬゾーンでもフサフサモフモフと戯れてたな。
「んー、……じゃあ一緒に行こっか」
ふわっと猫に笑いかけて、Aさんは猫と一緒に樹の傍に寄る。
「北人さん見すぎっすよ」
「え、?」
「さっきからずーーーっとAさんの事見てる」
まこっちゃんはそう言って、マースと同じ茶色と白の毛色の猫を俺の膝の上に乗せた。
「まぁ俺の癒しはAさんだからね」
「本人は何気に喜んでたりして」
「それは無いっしょ(笑)」
わかんないですよー、とまこっちゃん。
……ホントに喜んでくれてるなら嬉しいけどね。
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急な“寮にマースいる設定”通ります。()
マースってなんであんなに可愛いんでしょうか。
やっぱり美形に育てられると美形になるんでしょうか。
短足で可愛いって言われるのはミニチュアダックスとマンチカンぐらいですよね。人間じゃあんまりない。
羨ましいです。
世の中不公平ですね……。(遠い目)
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作者名:L | 作成日時:2020年6月12日 12時