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丸山side
「んっ···ふ、う···ﾊｧﾊｧ」
眠れるくらいまで痛みが引いていたのも、ほんの数時間のことやった。
全然休まってない身体に、容赦なく襲ってくる腹痛。
しかも、それに加えてギュルギュルと嫌な音とともにお腹が動き出す。
もう、いややのに···
ゆうちんにも章ちゃんにも迷惑しかかけてなくて、また汚い姿なんて見せたくないのに···
けど、優しいふたりはすぐに気づいてくれた。
安田side
ご飯を終えてマルの様子を伺うと、あきらかに顔色も悪くなってて声をかける。
安「マル、お腹痛い？気持ち悪い？」
「んｯ···ごめ···おなか···ｯｯ」
そう答えて身体を起こそうとするから慌てて手伝って。
横「ほんなら支えたるからな、立てるか？」
そのままゆっくり移動させてトイレまで連れていく。
マルは嫌がるかなって思ったんやけど、心配やから俺も中に入った。
「んんｯ···ハァ、ぅ···あぁ··いっ···たいｯ···」
安「痛いな、しんどいなぁ···大丈夫大丈夫、ちょっとごめんな？」
便器に座らせると水が打ち付けられるような音が聞こえて相当下してもうてることが分かる。
瞳にいっぱい涙を溜めて痛みに耐えるマルが可哀想で可哀想で。
お腹に当てがわれた手をそっと外して少しでも楽になればと優しく擦る。
「ごめｯ···な、んっ···しょ···ちゃん···き、たな···ｯ」
安「マル、余計な心配せんの。汚いなんて、これっぽちも思わへんから。しんどいよな···はよ治そうな？」
トイレから出られたのは30分くらい後で、疲れきってフラフラなマルをよこちょがおぶってベッドに戻った。
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作者名：みるく。 | 作成日時：2018年4月1日 22時
