番外篇 二人が付き合うまでのお話 ページ45
エリス嬢に呼ばれ、私はポートマフィアに来ていた
執務室へ行けば、窓のシャッターは開けられており、何時もの殺風景から変わって、高級レストランのように思える
中央にある執務机から少し離れた所に、硝子机とソファが置いてあり、森さん、エリス嬢、そして中也が座っていた
「よく来たね、A君、座り給え」
森さんは顎で中也の隣を指した
「エリス嬢、一体如何したのですか?」
「中也とAについて知りたいの!」
「ぐ、具体的にお願いします…」
「そうね、出会ってから付き合うまで!」
……エリス嬢…何故そのような事が知りたいのです…!
だが、エリス嬢に頼まれたからには仕方ない。中也も断れないだろう
仕方ない…覚悟を決めよう
「欠伸が出る程詰まらない話です。ご了承ください…」
前置きでそう云うと、中也に睨まれた。仕方ないじゃんか
いざ、話そうとした時、改めて実感した
__そうか、中也と出会って、もう十年も経つのか
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キリよく終わらせる心算だったけど、続編に続いてしまう……絶対…
済みません、お付き合い下さい…
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作者名:MIA | 作成日時:2017年7月5日 21時