検索窓
今日:64 hit、昨日:40 hit、合計:22,886 hit

輝きのセレーネ ページ38

『そういえば、Knightsの皆は?』


レ「あいつら凄い茶化してくるんだよ〜半ば強制的にここまできたし、何してるかは知らん!」


『あはは…そりゃあ、あんなことすれば誰しもそんなこと…』



下足箱から靴を取り出して上履きに履き替えた
内履きは下足箱に入れて扉を閉めた
群青色はどんどん空を飲み込もうと半分も埋め尽くされている



レ「特にナルはな〜、あいつ恋バナ好きだから」



『そうだね、凛月とか割とノリノリそう』



レ「そうだな」




どんどん会話が途切れていく
話すことがないのでは無くて、話すことがあるからどこをどうやって繋げようか考えているのだ。
きっと。


今日はお月様がよく見える満月の夜。
私のお月様は見つかりますか?
いいえ、私にはもう既にお月様存在はあったのです。



『……』



レ「なぁ、そういえばお前輝きは取り戻したのか?」



『ううん。見えないよ。』



レ「そうなのか、昔と変わらないから戻ったのかと思ったのに……」



『ごめんね。きっと輝きは輝きだけは取り戻せないかもね。』



輝きだけは。
お月様は見つかったし、君がそばにいるならいいよ。




レ「…ゆっくりでいいよ。お前のは失ったんじゃなくてトラウマからきてるんだろ。いつかまた見えるって」



『レオは気づいてたんだね、トラウマで見れないの、でもお月様が私を照らすなら今はまだそれでいいよ。もう女神にはなれないけど』



レ「お月様か…なぁ、お願い聞いてくれないか?」



『どしたの?改まって…』




レ「ずっと好きだったんだ。誰よりも愛してる。だからお姫様、ずっとそばにいてくれ。一生大切にするよ」




片足を地面につかせ掴んでいた私の右手にキスを落とした
月の光で反射してなびく金色が綺麗だった
これは告白というよりプロポーズでは?と突っ込みたいところだけれどやめよう。



『はわ……ぁ……』



レ「……返事してくれ…結構恥ずかしいんだけど……」



『……ごめん、つい綺麗で見とれてた。レオの髪って月の光で反射して金色に見えるからさ
あと、私はお姫様なんかじゃないよ。女神でも無いけど、だから跪かなくてもいいのに。』



レ「A……」



『んふふ、さっきの仕返しだよ。そんなの聞かなくたって分かってるでしょ?だって傍から離れらないんだもん』



私はしゃがんでレオと同じ目線になり唇を奪った
にやりと悪い笑を浮かべる私に対してレオはぽかりと呆然としていた

輝きのepilogue→←輝きの失恋



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (38 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
93人がお気に入り
設定タグ:Knights , 月永レオ , あんスタ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:うななちゃま | 作成日時:2023年4月27日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。