輝きの自覚 ページ36
英「さっきは飛んだ災難だったね」
『いきなりするのが悪いの!皆見てたし!付き合ってないし!』
英「あれ、付き合ってないの?」
『え、うん。そうだけど?』
英「てっきり月永くんが抱きついてきた時に「大好きだ!愛してる!」って言ってたのが告白かと思ったんだけれど」
さーっと血の気が引いた
もしあれが告白なら私は最低なことをした
仲直りしたって言うのにまたレオを傷ついているような気がした
『あ……でもでも!よく泉とかにも言ってるよ!?あの言葉は薄っぺらいんだよ!?』
あの子の「大好きだ!愛してる!」なんて言葉は安い受け売りだ。
英「口にキスしたのは君が初めてなんじゃないの?」
『あー……男にしてたらそれは引くね。』
英「Aは月永くんのこと好きなのかい?」
『え゙!?えーっと、えっと…あの…なんて言うか…その……多分自分が思ってる以上に、すき……』
ぽぽぽっと額が熱くなる
自分の発言に恥じらいを持ち目を逸らした
英「ふふっ君たちの両片思いに挟まれる身にもなって欲しいよね。」
『なんでさっきから定期的に黒いオーラ纏ってるの?』
英「さぁ、なんでだろうね。…そろそろ月永くん来るんじゃない?」
『えっやだ…!こんな顔見られたくない…』
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作者名:うななちゃま | 作成日時:2023年4月27日 0時