輝きの『チェックメイト』 ページ34
零「よく言った。さぁ行くが良い、お主を待っている元へ」
『うん。ありがとう。行ってくるね』
寝起きで崩れた髪を整え、棺桶を出ると背中を押された。
一度後ろを振り向いた。
なんだかおかしくって笑みを浮かべた。
もう一度前を向き、私はその場を後にした
渉「娘が巣立ちした気分ですねぇ?ねぇ、零?」
零「あぁ、あやつはわしらよりずっと強いくて繊細な娘じゃな」
宗「全く世話の焼ける娘だね」
奏「ごにんのおとうさんですね〜」
夏「それ、ボクも入れていいのノ?一応姉さんは年上なんだド…」
渉「まぁいいでしょう!細かいことはお気になさらずに!」
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部屋を後にして校内から離れたもののどうすればいいの
あの、ステージにきっと彼がいる
まだライブは終わってないのかな
な「Aちん!?なんでここにいるんら!?」
『しっ!静かにしてよ、バレたくないの』
英「舞台袖に来てどうしたのかな?答えは決まったのかい?」
『もう勝利は見えてるの。剣を貸して?ゲームを終わりにするね。』
新入りの子と彼が勝敗を決めていた。
私もあの輪の中に入っていいか分からないけれど誰も止めないのなら、私は進むだけだよ
紅「最近見た中で一番の悪い顔だな、待ってろ寝癖がついてるから直してやるよ」
『え、ついてる?直したはずなんだけどな、ありがとう。』
英「ふふっ面白いことになりそうだね。どんな顔をするだろう?ここからは君のステージだよ。生徒会長の特権で特別に延長戦をやろうか」
『うん。みんなごめんね。そしてありがとう。』
制服のままステージを歩くなんてこれが初めてだ
ちょっとどころじゃないけどドキドキしている
迷いのない足取りで、一直線に歩いた
きっとこちらに気づいていないだろう無防備な彼の背中に剣を突きつけた
『チェクメイト』
レ「……っ!?」
司「Aお姉様!何故ここへ!?」
凛「A……!戻ってきたくれたんだねぇ」
泉「はぁ……ライブの、規定時間すぎてるからって部外者が来るなんてちょ〜うざぁい!それに制服のままとかどういうわけぇ?」
嵐「あらやだ!今のAちゃんとってもかっこいいわァ♡」
Knightsのみんなからは私がよく見える位置なせいか野次馬が飛んでくる
みんな驚いてる。
震える手をぎゅっと握った
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作者名:うななちゃま | 作成日時:2023年4月27日 0時