検索窓
今日:47 hit、昨日:40 hit、合計:22,869 hit

輝きは続かない ページ11

泉「で、なんで水浸しなわけぇ?」


『人魚さんに落とされた。』


泉「意味わかんないんだけど、着替えなよ。タオル貸してあげるから」



ついてきて、と言われた為足をぺたぺたさせながら後を追った。
着替えが入っているロッカーまで向かう
一瞬の煌めきも今はただ冷たいだけ。
輝きを見ることに代償は必要なのかな。




『下着の替えあったかなー…』


泉「……はい、タオル。部屋で着替えなよ」


『せなハウスで着替えていいの?』


泉「うん。外で待ってるから」




せなハウスに入り着替える
下着とか色々持ってて良かった、念の為に入れておいたものだ。
全身の水分をタオルで吸い取り、ジャージに着替える
チクタクと時を刻む音の他に髪に殴り書きをしているような弟が聞こえた。




『……なんでいるのかな』




レ「お前こそ、何でジャージなんだ?」




『見ればわかる、濡れたから。』




レ「へぇ、それで男に気付かずに着替えたのか」




『……悪い?』



レ「あぁ、お前女の自覚持てよ」





どうしてここにいるのかは分からないが、何だかこの人に自分の裸を見られたところでなんの感情も湧かなかった。
そもそもこの人は見ていないから。
さっきまでこちらに背を向けて作曲していたのは見えていた。
緑の眼光はこちらを見つめる




『……』




レ「聞く耳を持たないのか?それともおれの事が嫌いか?」



『考察はご自由に。』



レ「へぇ…」



『何?その不服そうな顔。』



レ「お前本当に誰に殺された?おれなのか?あの曲のせいで死んだのか?」



苦しそうな表情でこちらを見つめてくる
私にも分からないんだよ。
分からないこと聞かないでよ
どうして泣きそうな顔してるの。




『またその話…知らないよ。』



レ「なんで教えてくれないんだよ」



『ごめんなさい』



レ「謝るってことはそういう事なのか?おれがお前を殺した原因を作ったのか?」



『……』



レ「何か応えてくれよ!」




泉「騒がしいと思ったら…なんで王さまがいるわけぇ?」




扉に寄りかかり腕を組んでいる
この修羅場を乗り越えるにはどうしたらいいだろう
また下を向いて立ち尽くした
掴まれた腕がじんじんと痛い

輝きは去る→←輝きは反射



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (38 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
93人がお気に入り
設定タグ:Knights , 月永レオ , あんスタ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:うななちゃま | 作成日時:2023年4月27日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。