素直になりたいのは君のせい2【月永レオ】 (ページ30)

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ロウワーページ30

今なら灰になって消えるわ
手足が動く感覚もなければ考える気力もない

レ｢A｣

『んだよ浮気者』

レ｢その辺に転がるのやめろよな。ちょっとビビる｣

『…』

リビングと床にうつ伏せでの転がっている
ちょうど私の隣にレオがしゃがんでいる

レ｢昼間の怒った？ごめんな〜面白くてつい｣

『許さねぇ……』

レ｢頑固｣

『うるさい！』

レ｢やっとこっち見た｣

殴ろうとしたが腕を掴まれた
いつもいつも私がまともに殴れたことないじゃん
ほんとうざ、

『…人の男によってくる女は全員嫌いだろ、ふつー…』

レ｢嫉妬した？｣

『…』

嫉妬というかほぼないものねだりみたいな感じもするけどあの光景がいかに私にとって地獄かお分かりか

レ｢あいつ何回も離してって言ったけど自分の都合のいいように解釈するんだよな…｣

『……お前だっていつも自分勝手に突っ走ってあんたもあいつもかわんないじゃん！！もうお前らが付き合えば？お似合いでしょ！！馬鹿！！…離して！！』

レ｢だから謝ってるだろ！？悪かったて！聞いてんのか？A！！｣

『うるさい…名前で呼ぶな！！どうせこんな私なんか好きじゃないんでしょ！
嘘なんか簡単につけるもんね！私の事なんとも思ってないんでしょ！？』

レ｢お前だっていつも自分の都合のいい解釈して逃げてばっかりだろ？よくそんな自分の妄想押し付けられるな！！俺はな！……俺はお前のこと…！｣

『うるさい！！聞きたくない！！』

自然と言葉と感情が溢れ出して止まらない
どうせ私の事好きじゃないんだ、
｢嫌い｣の2文字を聞くのが怖くて叫んでその声を塞ぐ
怖い、嫌われるのが。
そもそもこんな可愛くない私になんか誰も興味無いんだから
自室のドアを思い切りしめてその場にぺたりと座った

レ｢俺はお前のこと…宇宙一愛してるのに｣