慣れた日常 ページ2
レ「おはよ、何してんの」
『見たら分かるでしょ、目玉焼きとか焼いてる。あんたも食べる?』
一緒に暮らしてもう3・4年経ったが後ろから抱きつかれるのは未だ慣れない
普通に料理してると危ないんだけど
はねた寝癖が頬に当たってくすぐったい
レ「食べる…Aこっち向けよ」
『ん、』
首だけレオに向ければ案の定リップ音がした
昔から治らないおはようのキスというやつ
お互い朝は頭がまわってないのか馬鹿みたに甘い
レ「…俺も珈琲入れよ。お前なんか飲む?」
『…殺すぞ』
レ「お子ちゃまだな」
『黙れ』
夢ノ咲にいた時よりもお互い落ち着いたが、口喧嘩は耐えてないと思う。
普通に話すようにもなったし、昔より距離が近くなった?
とりあえず何かは変わった
食器棚から皿を出してフライパから移した
とくに可愛いと言った柄でもないシンプルな皿
『そういえば蒼太今年で夢ノ咲卒業なんだって』
レ「早いな〜俺たちが夢ノ咲にいた時ってまだ中学入学したばっかだっただろ?」
『そうそう。あのクソガキただのヲタクだったのにいつの間に…』
私の弟の蒼太。私が夢ノ咲にいた頃散々酷い目に合わされたKnightsのファン。夢ノ咲を受験するなんて嘘だと思ったが本当に実現させた
演劇科とか声楽科だったか忘れたけどどちらかに入っていたはず
何でアイドル科じゃないのかって言ったことがあるがファンってだけでアイドルにはなりたい訳では無いらしい
レ「ESでも見かけるな〜忙しそう」
『へぇ。最近まともに連絡くれなくてついにあいつも反抗期かって思ってた』
食卓に適当に作ったものを置いていく
レ「シスコンだもんな昔からお前の周りくっついてたから」
『あんたがいたのが1番でかいと思うけど…』
いただきますと声がする
椅子に座って食べ始めた
初めは全く料理ができなかったものの今は簡単にこなせるようになってしまった。
相手を気にせずに食べれるようになったことが楽だ
レ「噂をすれば弟くんから連絡きてる」
『何?』
レ「『レオさん、姉さんとは上手くいってる?
この間久々にあったら姉さんと一緒の匂いしてるの未だにビビります。
姉さんに殴られたら俺が殴り返すよ!ということで遊びに行っていい?』だってさ。ほら、姉さん姉さん言ってる!」
『返信は死ねくんなにしとけ』
レ「口悪いな」
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作者名:うななちゃま | 作成日時:2022年10月14日 0時