素直になれないのは君のせい【月永レオ】 (ページ4)

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落としたものは、ページ4

『…お前に五線譜なんか渡さなきゃ良かった』

レ｢なんで？壁に書いたら怒るだろ～？｣

先程五線譜を渡したため、しっかり壁ではなく五線譜に作曲している

『今の話じゃない昔』

今と昔が私たちの中で交差している

チクタクと時計の針の音が聞こえる

放課後の教室は誰も来ない

レ｢昔もよくあっただろ。今まで何回もお前から五線譜を貰ったこと｣

『そうだけど、1番最初
宇宙人と間違えられた時』

レ｢それもいつも。俺がうっちゅ〜☆って言ってたし｣

『…』

レオは音符を私は課題を書き進める

話は全く進まない

レ｢…そっかお前はその時から俺にベタ惚れだもんな！｣

『は？』

意味のわからないことを言われ、思わずレオの方を見た

レ｢そうじゃん。もしかして自分では気づいて無かったとか？鈍感だな！｣

話が全く理解できない。

お前わざと分からないふりしたな

『意味わかんない』

レ｢全てを知るのは本人だけ！第2者の俺には分からない！｣

わはは☆と今日も愉快に笑う

なんでお前を好きになったのかも本人の私も分からない

いや、思い出したくないのかもしれない

愉快なオレンジ頭。

私もお前も酷い目に会ったもんだ

レオはアイドル辞めたいって思うのかな

『お前のそういうとこ嫌いじゃない』

ふと我に返った。何口に出してんだろ

驚いたようにこちらを見た

レ｢…俺もAこと愛してる｣

耳元で囁やかれたせいでゾワっとした

『゛も゛っていうな。嫌いじゃないって言っただけでしょ』

レ｢だってお前の嫌いじゃないは愛してるだから☆｣

馬鹿だこいつ

ほんっとうに馬鹿

私のことを愛おしそうに見てくる。お前のその目、頭がおかしくなりそう

『本当にお前ってやつは…』

レ｢今日俺ん家来る？ルカたんもまってる｣

『行く』