アイドルと私 ページ27
「もしかして千波Aさんですか!?」
『あ、はいそうです』
「わ〜!本物だ!私A様のファンなんです〜!!」
様などと呼ばれるほどじゃないが
今私はファンに絡まれている
これも何度かあったことだけど、これの怖いところは見つけた人の声を聞いてもっとよってくること
「千波Aだって?アイドルか!?」
ほーら集まってきた
どうしよこれから仕事なんだけど番組の収録〜
仕方ないなここにきて人格変わるようなことしなきゃいけないのね
「サイン下さい!」
「握手してください」
「写真撮っていいですか!?」
困ったな…これがアイドルの運命もっと外歩く時もっと変装しなきゃ
『みんな、こんなところで集まっても周りの通行にも迷惑かかっちゃうでしょ?
会うときはアイドルのあたしにって約束。プライベートの時はだーめ!』
じゃあねと控えめに笑って手を振りその場をどうにかまいた
おえ、自分で言ってて吐きそうになる。誰だお前
後ろからは悲鳴などが聞こえるが知らん
な「おーいAちん!めちゃくちゃ人に囲まれてたな〜」
『なずな…見てたの?』
な「ちょっとだけな、アイドルのAちんってすごく大人びてかっこいいのにどこか可愛いって感じだかりゃ、いつ見ても慣れないんだよな〜」
そこまで褒めなくても…
『まぁ、作ったキャラだし。落ち着いていてミステリアスっていうのが定着したんだよ。世間には』
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作者名:うななちゃま | 作成日時:2022年8月25日 21時