キラキラ輝くアイドルに！【明星スバル】 (ページ49)

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僕らはキラキラ輝く一等星！ページ49

着替えやメイクが一通り終わり舞台袖に走った。
体調はバッチリでは無いものの、心は元気だ
慣れない衣装とメイクにそわそわしながら近くの鏡で全身を映した

『これがアイドルの私…』

ス「うんうん。とってもキラキラしてる！やっぱり似合うね」

『あばばば！？スバル！？いつからそこに！？』

ス「あははっずっとここでAが来るのを待ってた！」

『待ってたって…』

近くに座るスバルの姿が瞳に映し出された
少し離れたところで椅子に座る姿がよく映える
舞台袖ってくらいからパッと見人がいるかどうかも怪しかったりするから気づかなかった

ス「今日はAをエスコートしなくちゃ何ないからね！」

『エスコートって笑』

ス「だってAを俺の隣でアイドルの景色を見せたいからさ！！」

『スバル……！』

ス「お手をどうぞ」

溢れる太陽の光が眩しい

差し出された手をとって階段を登った

心臓の音が早まり、酸欠を起こしそうだ。

沈み掛けの太陽はこれから私たちの世界へと変わっていく

星々が集まり、何億もある中の一等星として私は輝きたい

ミルキーウェイを歩いてあの子と一緒なら届かないとこまでも届きそう。

足りなかったあと一歩を踏み出せば

まだまだ私とあの子の物語は始まったばかり、

『ありがとう』

ス「……！どういたしまして」

夜空のステージに舞う星のようになりたいな

なってみせるよ

なってみせるから私を1秒たりとも見放さないでね

1歩でも近くあの人を、スパースターに近づいてるといいな

キラキラ輝く一等星に！

キラキラ輝くアイドルに！

‐fin‐