キラキラ輝くアイドルに！【明星スバル】 (ページ43)

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さそり座の心臓ページ43

ジリジリと焦げる午後14時
もう数時間後にはfineのライブが控えている
のにも関わらず鼻血を出している私を誰か殴って欲しい。
今はライブ出演者の控え室にいる。
もちろんfineにはバレないように対策はとっている

あ「すぐ止まるといいね。」

『ん、ありがとうあんずちゃん、』

真「お前らしいって言うかなんというか…」

ス「Aって割と鼻血出やすいよね〜」

『ここ最近は出てなかったのが一生の不覚です……』

仕方がない。生理現象なのだから。
パプニングなんて一つや二つあるのが当たり前だったじゃないか。
服が汚れなかったのが唯一の救いだ。

あ「…ね、明星くん。冷たい飲み物と保冷剤みたいなもの、チョコ以外のお菓子買ってきてくるかな？」

ス「いいよ〜！じゃあホッケ〜お金を借してくださぁい☆」

北「なんで俺がお前に金など…」

あ「あっ…丁度よかった。じゃあ2人で言ってきてくれる？お金は後で渡すから、ね。」

『…？』

真「えっ、えっ、じゃあ僕も…」

あ「遊木くんと衣更くんは残っててね」

真「お、おう…わかった。何か力になれるなら言ってくれよ？」

行ってきまーす。と声が消えるとひとりがまた口を開いた
2人を見送りし、静けさが残ると、ひとつの声が聞こえた。

あ「Aちゃん？」

『は、はひ！？』

あ「明星くんと何があったか話して貰おうか。」

『えっ、』

真「んん！？ど、どどどどういうこと！？僕の知らない間に何が起きたの！？」

真「あー…スバルのやつまた何か言ってたのか？」

あ「さぁ、言うのよAちゃん、私は知ってるからね、明星くん見て鼻血だしたのでしょ？」

『へぁっ！？』

ぶわっと体内の熱が一気に放出したような感覚に見舞われて、止まりかけていたようなものもまた再発した。
ちゃんと言い訳も筋が通っていたはずだしスバル関連なことなんて一言も口には出してもいないのに、
君って子は本当に勘がいいんだ。さすが駆け出しプロデューサー

真「だ大丈夫！？ティッシュ…いるよね！？」

『あ、ありがと…』

あ「はっきり言っていいんだよ。ここには私たちしかいないんだもの…！！」

真「あんず、その為だけにあの2人をパシらせたな…」

『……っ、えと……スバルに告白を予告されました…』