キラキラ輝くアイドルに！【明星スバル】 (ページ40)

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いたずらな星々ページ40

北｢ここのステップはこうやると綺麗に見えるぞ。その次の振りは重心を左に向けてだな……｣

『おお！！凄いやりやすいよ！』

北｢あぁ、それを応用するとBメロの振りも上手くできると思う。｣

今日は北斗に上手く出来ていないところを見てもらい指導して貰っている。

どうも自分ではどこを直せばいいとかあまり分からないらしいのだ
なのでいつもダンス教室の先生に相談していたが、今はもう辞めてしまって頼る相手もいなかった。

あんずちゃんに頼ればいいって？
そんなの無理だよ、あの子は忙しいからね。

真｢凄いな〜Aちゃん、女の子なのに氷鷹くんや明星くんについていけるほどの体力もあるし、技術も僕なんかよりもずっと上なんだね〜｣

真｢あいつはよくやるよな〜、行動力はスバル並…いやスバルよりあるんじゃないか〜？ほんっとAはすげぇよ。俺達なんかよりずっと。｣

『そんなことないよ、君たちは勝ったんだもん。皇帝にね。私はまだ勝ってすらいないの、今はまだ私が負けてる』

ス｢Aってなんか落ちる所まで落ちたら1番上まで這い上がってくるよね｣

『それは君たちと変わらないでしょ？酷い状況ほどテンションが上がるTrickstarと同じもんじゃないの。』

何故かTrickstarと似たり寄ったりすることがある。
なんでだろうって考えた先には私がスバルと一緒に行動するから似てきてるとしか思いつかなかった。

真｢それは言えてるかもな…ははっ｣

北｢こら、レッスンの最中だろう。再開するぞ。｣

『ライブ中だって会話普通にするよねー？これは夢ノ咲だけだけど！！』

北｢確かにそうだが…ほら金平糖をやろう。これで残りの分のレッスンを終わらせるぞ｣

じっと私を見つめる。手元には何処から出したのか金平糖があった。
北斗名物、金平糖だ！おばあちゃんの！金平糖だ！
何故私を金平糖で釣れるとでも思った！？

真｢でた！氷鷹くんの金平糖！いつも持ち歩いてるのかな｣

ス｢Aを金平糖で釣れると思ったか！ホッケ〜！Aは甘くてふわふわしてるのが好きなんだからね！金平糖はふわふわしてないからね！？｣

真｢そこに突っこむの！？絶対違うよね！？ツッコミ入れるとこ違うよね！？｣

真｢もう訳わかんねぇや…｣

『っぷ……あははっっもう何なのさ！Trickstarはいつでもどんな時でも変わんないね』

ス｢うん。変わんないよ。俺たちは俺たちだからね。｣

『ありがとう、なんか吹っ切れたよ』