キラキラ輝くアイドルに！【明星スバル】 (ページ35)

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いて座のキューピットページ35

『ん〜……』

凛｢何してんの？｣

『わっ！？』

背後からする声にびっくりしてスマホを落としそうになった

凛｢声でか～…そんなびっくりすることないじゃん｣

『いやいや、誰だって背後から話しかけられたらびっくりするよね！？！？』

画面から目を離すと凛月くんがいた。
面と向かって話のは珍しい。
クラス違うしKnightsは敵みたいなとこがあったので話しずらいとは思っていた

凛｢さぁ？急に学院から姿を消す方がびっくりするんじゃない？｣

『む……それは……』

凛｢ま〜くんたち焦ってたよ？最初はただの風邪だろ〜とか言ってたけど、明らかにおかしかったのは目に見えてたし｣

『しょうがないよ……私アイドルの才能無いし……』

凛｢はぁ……あんた見てるとうちの王さま思い出すんだよねぇ｣

少々呆れ口調になりながら私を見下ろしている。
日陰とはいえ外だからか日傘をさしていた

『へぇ』

凛｢エッちゃんに何言われたのか知らないけどさぁ流石に自分勝手過ぎない？｣

『……ソウデスネ』

凛｢別に俺には関係ないからいいけど〜……今更仲直りしようとするんだ｣

『えっあ、仲直りっていうか……』

指を指した先のスマホの画面にはスバルあてのメッセージが未送信のままにされている
話がしたいだなんてシンプルで感情の何もなさそうな文末だ

凛｢はー……じれったい｣

『え……っあ！？ちょっと！！』

凛｢りっちゃんが恋のキューピットになってあげましょう～｣

目を離した隙にスマホの送信ボタンを押され、スバルあてのメッセージが送信されてしまった

『えー！？あ！既読ついた！！やだ！送信消して！？』

凛｢良かったね〜｣

『何が！？』

真｢お前ら何してんの？｣

『！？！？真緒！？』

送信され、テンパっているところに真緒が来た
きっと凛月くんは真緒待ちだったのだろうと思った
そういうとこか
だとしても何故Tricksterのメンバーがくるかね

凛｢ま〜くん！俺はAの恋のキューピットになってあげただけ〜｣

『なって欲しいなんて言ってないけどね！！』

真｢恋のキューピット？なんだそれ。｣

『知らない！！』

真｢……なんか元気そうで何よりだよ。お前、既読はつかないしみんな心配してんだぞ？｣

『そ、それは……』