キラキラ輝くアイドルに！【明星スバル】 (ページ30)

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星を辞めた者ページ30

『失礼します』

英｢いらっしゃい、今は僕以外誰もいないから好きにくつろいでいていいよ｣

『いや、すぐ帰るので！書類を出しに来ただけですので！』

生徒会長室に入ると生徒会長が奥の椅子に腰掛けていた
この人とは居たくない。
ひたすらに怖いから

英｢なんだ残念。本当に夢ノ咲に来れるのはこれで最後なのに…｣

『大丈夫です。もう十分ですから、夏休みと言えど誰がいるかは分からないですし』

鞄から取り出した封筒を置いた
中には書類などの提出物が入っている。
これで夢ノ咲も最後でさよなら。

英｢おや、転校生ちゃんやTricksterのみんなとは挨拶しなくてもいいのかな？｣

『大丈夫です。…もう済ませましたので、』

英｢おや、そうなのかい。それならこれで用済みだね｣

『はい。それではさようなら。今までありがとうございました！』

最後にとびきりなスマイルで、生徒会室の扉を開けて言った。
最後の最後まで必死に練習したアイドル笑顔は役に立たなかったな。
私は誰にも見つからないように顔を隠しながら校門へと走った
走るの得意で良かった、風で涙が乾くから。

真｢A……？｣