キラキラ輝くアイドルに！【明星スバル】 (ページ28)

今日:24 hit、昨日:24 hit、合計:9,398 hit

カノープスの光ページ28

ス｢共学じゃないのか〜Aと一緒の学校に行けないな〜｣

『女子の私が男子校に行けることなんてそんなことは無いよ！！！』

ス｢ズバッと言うねー｣

『だってもし行けたとしても男の子しかいないなんて…』

男子校なんてあんなむさ苦しいとこに決まってる。
まず私女だし。来年度から共学になるなら受けれるかもしれないけど。
そんな都合のいいことはない

ス｢その時は俺がAに近寄ってくる男子から守ってあげる｣

『え、えぇ……？？』

ス｢これで問題ないでよね？｣

『んん？？？私を夢ノ咲に入れようとしてる！？』

ス｢あ、ばれた？｣

『バレバレだよ！行かないし！行けないからね！？』

ス｢でも、これ見て！｣

向けれた画面に映るのは夢ノ咲学院のホームページだろうか

入学希望者枠の文に書いてあったのは紛れもなく定員人数と…

『女子生徒！！？？』

ス｢うんうん！しかも1人だけ！｣

更に読んでいくとアイドル科の女子生徒テストケースらしい
だから1人だけなのだ
私は唾を飲んだ
こんな展開あるはずが無い。こんな漫画みたいな展開…
本当に私夢ノ咲に強制的に入れされられるわけ！？

ス｢ね？どう？Aも一緒に受けよ！夢ノ咲！｣

『で、でも……』

ス｢お願い！わざわざスタジオ借りたりオーディション受けたりしなくてもいいんだよ？｣

確かにダンススクール、聖歌隊、自主練、勉強、学校、オーディション。
沢山のことを同時にやりながらこの数年間生きてきた
報われないと思う暇もなくただ必死に夢の先を見るためだけに走り続けた。

『わ、分かった…受ける。受けるから！！』

ス｢本当！？やった〜！Aもやっとアイドルだね！｣

『まだなれると決まったわけじゃないよっ！！』

この時よりもっと、ずっと早く諦めていたら良かったのかもしれない