キラキラ輝くアイドルに！【明星スバル】 (ページ22)

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天使のお茶会ページ22

創｢Aさんはどの紅茶がいいですか？｣

『えっと、じゃ、ジャスミンティーで！』

創｢はい！淹れますね！｣

私は一体ガーデンテラスで何をしてるのかな

創くんとお茶会してる

いや、ここ紅茶部だよね！？

私部外者！

英｢おや。緊張してるのかな？気にせずゆっくりするといいよ｣

『そ、そうですね……！！！何で生徒会長さまが私なんかを呼びつけたのですか！？』

英｢呼びつけたなんて失礼だね。君に興味が湧いたんだ。｣

私に興味が湧くってなんだろう

まず、そもそもどこの記憶を取っても生徒会長さまとの接点がない

一言も話したことはないはず

『そうなんですか！？』

英｢ふふ。君は思っていたより明るくて暗いね、後ろ向きなポジティブとでもいったところかな｣

『……？』

英｢光の屈折で丁度見えなかったとでも言っておこうか、夢ノ咲学院は個性派揃いだからね。こんな埋もれた存在になってしまっても仕方なかった｣

『えっと…何の話ですか？さっぱり分かりません！』

後ろ向きなポジティブ？

光の屈折？

さっぱり話の主軸が見えてこない

夢ノ咲ってそういう風に話す人多いよね

英｢何故君が元々たった一人の女子生徒で歌唱力もダンスの技術があるのに劣等生なのか。理由は分かるかい？｣

『……分かんないです』

英｢君にはアイドルにとって最も大事なところが欠けているのだよ。｣

『はぁ……？』

英｢あまりピンと来ていないようだね。それも仕方ないさ、｣

『それって何ですか、』

小指をたてて紅茶を飲む

とても優雅な振る舞いだけど、私には恐怖で仕方ない

この人、何なんだ

私に足りないものって……？

英｢僕の口からは教えられないよ、自分で探し出すのが1番だからね。｣

『わざわざそれを伝えるためだけに、私をここに連れてきたというわけですか』

英｢あぁ、そうだね。そしてもうひとつ話があるよ｣

『何ですか？』

英｢アイドルを辞めてもらおうか｣