キラキラ輝くアイドルに！【明星スバル】 (ページ2)

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夢の先の希望ページ2

♪〜

ヘッドホンから流れる音楽

3階から見た窓の景色

教室の隅っこの席でひとりぼっち

｢きゃ〜！fineの新曲だって！｣

｢え！？ほんと聞かせて！｣

｢宗様っ！今日もお美しい……！！！｣

｢今日Knightsのライブ行くんだ〜！！｣

外野から聞こえてくる声は全部アイドルのことばかり

うんうん！アイドルっていいよね！

私も大好き、アイドルってみんなに笑顔を届けてくれるんだもん

｢咲野さんまたアイドルオーディション受けたんだって｣

｢また？どうせ落ちるよ〜女子がアイドルするもんじゃないって(笑)｣

｢もう中学3年生だよ？そろそろ受験勉強とかやらなくちゃいけないのにね｣

私が耳を塞ぐと聞こえてくる

自分でもわかってた

このご時世……

私立夢ノ咲学院を初めとしたアイドル育成学校

共学ならまだしも男子校だ。

あの男子校のせいで女性アイドルに人権が無くなったと言っても過言では無いんだ。

許さない夢ノ咲…最近は治安が悪いらしいけど

5奇人とかfineとかチェスとか

普通にアイドルとして完璧なのも許せない！！

絶対……

ぜーっっったい！！！！

私が1番のアイドルになってやるんだから！！！！

勢いよく机を両手で押しのけ椅子から立ち上がった

｢！？Aちゃん？どしたの？｣

『あんずちゃん！なんでもない！じゃあね！帰って練習しなきゃ！』

｢え！？まだ部活が……｣

『いいの！私全然行ってないから今更だし！』

いつかあの人みたいにスターになるんだ

リュックを片手に教室を飛び出し

その時にスマホから1つの通知が入った

スバルA!俺、夢ノ咲受けることにした!

は？？？

はぁあああああああああ！！？？