今日も君を【約束のネバーランド】ノーマン

45 ページ48

「みんな！これで最後の曲になります！アンコールないので！ちゃんと耳！かっぽじって聞いてください！…これはみんなで作詞作曲しました！！」



"今日も君を"




一瞬暗くなり…イントロが流れる…


ひとつ声が響いた。




"愛すならもっと、大胆に"




僕は、芯から震えた………



照明が明るくなると、目の前にいたのは、アイリスじゃなく









『夢ではいつも、恐れてた』


私は今、歌っている…数百人の前で…



『あなたがいつも遠くにいる』

正直…アイリスと、ウィリーに、このことを言われた時どうしようか迷った…


『それでも私は隣に居たくて』


私は、歌いながも彼を探した…きっと、驚いているのだろう……



『愛してるって意味を知らない私を』


驚いている彼を見つけた。私は自然と口角が上がる。


『教えてくれたのはあなただった』



『いつかみんなが私達の敵になっても』


『あなたと一緒なら何も怖くない』


『愛すならもっと大胆に』


『今日も君を…愛すよ』



lalala〜







私が歌い終わると拍手の嵐に巻き込まれる…

『っは…はっ…歌えた…』


「Aっ♪やったね！ライブ大成功っ♪」


と、エマが後ろから飛びつく


『うん、やった…成功だよっ♪』


アイリスとウィリーも隣に来て、笑った、


ふとノーマンの方を向き、私はピースして笑った。


やったよ、ノーマン♪






伝わってくれたかな…私の気持ち…









彼は、手を胸に当て笑っている彼女を見続けた。


『僕の方こそ、君には適わない……ずっと愛すよ…何があっても…』




彼の声は彼女には届かなかった…

報告→←44

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す