魔術授業 ページ10
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植物塔にて、私たちは魔生物担当のスージー先生から魔術授業を受けていた。
今後に響くため集中したいところだが、先程の悪魔が気になってそれどころではない。
悶々としながら目の前に置かれた苗を見る。
するとスージー先生が、芽が出たばかりの植木鉢に片手をかざし、呪文を唱えた。
「"クワンックワンッ"」
その瞬間、芽が急激に伸び始め、あっという間にきれいな花が咲いた。
「自分の魔力を形として見る！ コツは頭の中に完成形を思い浮かべることでぇす。がんばってね！」
なるほど…と ふと上に目をやると、中に人がることに気がついた。上級生、生徒会だ。
1年の位階が出たから、
「生徒会は下級生の塔なんてほとんど来ねぇのに」
「一体何をしに..」
げぇ、とリードくんが声を上げる。
「愚問！
そう言ってサブノックくんが手にしていたのは、何とも言えぬ奇妙なもの。異型の何かが、鉢を食らっていたのだ。
サブノックくんはよほど気に入ったのか、破壊神などと名付け始めた。
しかし、評価のほどはB⁺。
｢いや、鉢壊しちゃダメだろ。死ぬじゃん｣
というジャズくんの声にスージー先生も賛同した結果だ。当の本人は｢何故！？｣と納得いってないようだが。
そんな中、二番目に花を咲かせたのはアズくん。
｢フンッ、全く品のない！｣
と彼が手にしていたのは炎に包まれ輝く綺麗な花。
その美しさに｢おおお！｣｢燃える花だ！｣と歓声があがる。
これには先生も｢キレイ、A⁺です｣と高い評価を出していた。
これには納得だ。
太陽を連想させるような真っ赤に燃えた花は、遠くから見ても美しかった。
いつまでも眺めていられる。
しかし、サブノックくんが｢花には水をやらねばな｣と水をかけ、花をぶち壊しにした。
揉め出す2人を無視し、入間くんのもとに寄る。
｢魔力にも個性が出るんだね｣
｢そりゃあね。美術とか工作とかと一緒で、自身の表現力が反映されるよ｣
｢そっかぁ……Aはどんなのにする？｣
｢んー、無難なやつかな。サブノックくんやアズくんみたいな個性の塊！ ってやつはやめとく｣
｢だね…クララはどうだっ…｣
と、クララに目を向けたとき。
クララが手にしていたのは鳴き声をあげる異形の物。
とても花とは言い難い。
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ペグ(プロフ) - あまねさん» あまねさん、コメントありがとうございます！ご期待に添えるよう、精進します！·͜· ꕤ︎︎ (5月10日 16時) (
レス) id: a660ffe1a2 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 好きですぅぅ (5月9日 9時) (レス) @page45 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ペグ(プロフ) - めぇちゃりおる.⁠｡⁠*⁠♡さん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます！多忙期により更新が不安定ですが、暖かい目で見守ってください₍ᐢ‥ᐢ₎ ♡ (2月15日 15時) (レス) id: a660ffe1a2 (このIDを非表示/違反報告)
めぇちゃりおる.｡*♡ - この作品読んだ瞬間お気に入りになりました！！更新も楽しみにしてます！ (2月15日 14時) (レス) @page26 id: 094e17a662 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペグ | 作成日時：2024年1月30日 22時
