理事長 ページ7
．
しかし、黒煙はというと。
｢…和んでる？｣
黒煙の様子を指さす。
先程の険しい顔が少し和らいでいる気がしたから。
私の言葉に警戒心がとけたのか、みんな黒煙に近づき始めた。
｢ノリいいな！｣
｢菓子をやろう！｣
｢写真撮ろう！｣
｢楽しむな貴様ら！｣
混乱した状況下の中、｢よし、己に任せい！！｣とサブノックくんが声を上げた。
｢近づくと危ないんじゃ…｣
｢案ずるな、我が
余裕そうにしていたが、｢こんな黒煙は引っこぬいてや…｣と言いかけたところで、黒煙がサブノックくんに触れた。
途端、サブノックくんが膝から崩れ落ちる。
｢どっ、えっ！？ なぜ！？｣ と混乱している入間くん。
｢何をやっている阿呆！｣ と呆れたように声を上げるアスモデウスくん。
しかし、アスモデウスくんも｢入間様、ここは私が…｣と言いかけたところで、引き続き噛まれ、倒れる。
2人も被害が出始め、大変なことになったことを実感する。
アスモデウスくんは既にフラフラ状態。
少しまずいんじゃないか？ と心配がよぎる。
｢だっ、大丈夫です入間様…どうやら魔力を吸われたようですが…私にはこの程度痛くも痒くも…｣
と言いながらも、ひたすら黒煙に噛みつかれている。
被害がすごい。
すると、先程まで考え込むような態度を見せていたカルエゴ先生が、入間くんの肩触れた。
途端、いきなりカルエゴ先生の動きが止まった。
｢大丈夫ですか？｣という入間くんの問いかけにも無視。
するといきなりカルエゴ先生は右腕を振り上げ、入間くんめがけて振り下ろした。
……しかし、入間くんに被害はなかった。
どこからともなく現れた理事長が、カルエゴ先生の動きを封じたから。
｢こーら、それはだーめっ｣
｢りっ、理事長！！｣
入間くんは驚いたように理事長を見る。
理事長はというと、孫に会えて嬉しいのかどこか表情が柔らかい。
｢はーい、おじいちゃんだよー。もうっ、カルエゴ君たら今入間くんの腕ごと吹き飛ばそうとしてたでしょー｣
めっ！ と叱る理事長に、カルエゴ先生は顔を背ける。
不機嫌顔を浮かべながら｢生徒に危険が及ぶと思ったもので…｣と吐露するも、理事長に遮られた。
近づいてくる理事長を、入間くんは｢あっ、危な＿＿…｣と止めようとした。理事長のもとに黒煙が襲いかかろうとした瞬間
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ペグ(プロフ) - あまねさん» あまねさん、コメントありがとうございます！ご期待に添えるよう、精進します！·͜· ꕤ︎︎ (5月10日 16時) (
レス) id: a660ffe1a2 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 好きですぅぅ (5月9日 9時) (レス) @page45 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ペグ(プロフ) - めぇちゃりおる.⁠｡⁠*⁠♡さん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます！多忙期により更新が不安定ですが、暖かい目で見守ってください₍ᐢ‥ᐢ₎ ♡ (2月15日 15時) (レス) id: a660ffe1a2 (このIDを非表示/違反報告)
めぇちゃりおる.｡*♡ - この作品読んだ瞬間お気に入りになりました！！更新も楽しみにしてます！ (2月15日 14時) (レス) @page26 id: 094e17a662 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペグ | 作成日時：2024年1月30日 22時
