黒煙 ページ6
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｢また変な物出したりして｣
｢あー、使い魔先生とか？｣
｢殺すぞ…｣
使い魔先生…
聞けば、カルエゴ先生は召喚魔法の際、入間によって使い魔にされたのだという。
カルエゴ先生が入間に妙に冷たい理由もようやくわかった。
｢位階袋鳥は厳粛正確。どんなことがあろうとも決して動じぬわ。この数百年間聞いたことすら無…｣
途端、飛んでもない声がカルエゴ先生の言葉を遮った。
声のした方に目を向ければ、入間くんが袋鳥の袋に手を入れようとしているところだった。何故か突然暴れ出したようだ。
少し暴れたあと、袋鳥は行ってしまった。
行き場のない入間くんの右腕は上がったまま。
みな右腕に一点集中していた。
｢…入間ち、それ…何？｣
｢…え？｣
なぜなら、入間くんの中指には、黄金の指輪がはめられていたから。
｢指輪？ …というか｣
｢はずれないぃい！！｣
ジャズくんの言葉を入間くんが遮る。
一生懸命指輪を外そうと奮闘するも、どうやらビクともしないようだ。
｢あの、これ…｣と言いながら入間くんは近づいてくるが、みんな入間くんを遠ざける。
｢あっあの……泣きそう…｣
｢だって、それ…｣
｢え？｣
みんなが入間くんを避ける理由。
それは指輪から、謎の黒煙が浮かび上がっていたから。
入間くんはそれを見た途端、｢わぁああ何これ！？｣と叫びあげた。
｢おっ、落ち着いてください入間様！！｣
とアスモデウスくんが入間くんの元に駆け寄る。
しかし、入間くんは完全に取り乱し、手をブンブン振り回していた。これでは誰も近づけない。
｢指輪からなんか…えっ、やだ取って取って！！｣
｢ええい、振り回すな！｣
途端、黒煙が急に物凄い声量で叫び始めた。
鼓膜を破くような声量に思わず顔を顰め、急いで耳を塞ぐ。
｢まるで断末魔の叫びでござるッ｣
｢ひっでェ…！！｣
皆が辛そうに顔をしかめる中、入間くんは平然な顔をしたままオロオロしていた。
｢み、みなさん大丈夫ですか！？｣
｢入間くん平気なのか！？｣
｢いっ、一応…｣
｢じゃあ早くなき止ませて！｣
｢はっ、はい！｣
しかし、入間くんが取った行動は衝撃的なものだった。
何故か赤ん坊をあやすような体制に入り、｢こうですか！？｣と周りに確認を得てきたのだ。
｢口とか塞げって意味だよ！！｣とツッコミが入る。
しかしクララが子守唄らしきものを歌い、さらに騒音が増え、状況は悪化する。
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ペグ(プロフ) - あまねさん» あまねさん、コメントありがとうございます！ご期待に添えるよう、精進します！·͜· ꕤ︎︎ (5月10日 16時) (
レス) id: a660ffe1a2 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 好きですぅぅ (5月9日 9時) (レス) @page45 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ペグ(プロフ) - めぇちゃりおる.⁠｡⁠*⁠♡さん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます！多忙期により更新が不安定ですが、暖かい目で見守ってください₍ᐢ‥ᐢ₎ ♡ (2月15日 15時) (レス) id: a660ffe1a2 (このIDを非表示/違反報告)
めぇちゃりおる.｡*♡ - この作品読んだ瞬間お気に入りになりました！！更新も楽しみにしてます！ (2月15日 14時) (レス) @page26 id: 094e17a662 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペグ | 作成日時：2024年1月30日 22時
