課題 ページ43
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「これクリアできなかったら減点ね」
「お前も災難だな…」
「しっかりと護衛を努めますので、ご安心を」
な、何でこんな事に_____!
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遡ること約8時間前。
新任、バルス・ロビン先生による使い魔授業があった。
けれども私は使い魔がいない、というか呼べないため、出席する理由はないと判断し、サボったのが事の発端。
授業終了後、怖い顔をしたカルエゴ先生に呼び出され、叱責されていた時のこと。
「ウァプラ。貴様、使い魔授業で姿が見当たらなかったが…どこで何をしていた。」
「使い魔いないので保健室にいました」
「しかし授業を欠席するとはどういうことだ。新任にお前の事情は説明したと言ったはずだろう」
「…でも、浮くのは嫌なんです」
「度重なる遅刻や無断欠席、加えて授業放棄…今のままだと位階降格してもおかしくないという事、肝に銘じておけ」
しっかりお説教を食らって少し反省していたところに、
「いたいた、ウァプラさん!」
「えっと…ロビン先生?」
「そうだよ、新任の! 君の事情は聞いてるよ!」
「あ……その、授業サボっちゃって…ごめんなさい」
「いいよいいよ! 君以外にも家柄の関係で使い魔がいない子もいたから、次からは安心して授業に出てね」
笑顔を絶やさない…良い先生だな、なんて思った時。
「その代わりに、君には課題はあるよ! その課題ができたら、今回のことは目を瞑ってあげる」
「はぁ…どんなのですか?」
大量のワークとか、そんなんかな。
別に苦ではないな、なんて軽く見たのが間違いだった。
「野良の魔獣を使い魔にすること! 明日までに、僕のところに連れてきてね」
「……はい? 野良の魔獣を!?」
「できなかったら減点。それじゃ頑張ってねー!」
あの新任、笑顔のくせして鬼のような発言を……!!
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「諦めようかなぁ…」
「ダメだ、と言いたいが、野良の魔獣をとなると…」
「野良こわいもんね。めちゃ凶暴!」
「野良の魔獣って、そんなに怖いの?」
ぽかんとした顔で首を傾げる入間くん。
一斉に入間くんの顔を見る。
「入間ち知らないの?」
「野良の魔獣を使い魔にするには、かなりの苦労が必要となります」
「野良には
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ペグ(プロフ) - あまねさん» あまねさん、コメントありがとうございます!ご期待に添えるよう、精進します!·͜· ꕤ︎︎ (5月10日 16時) (レス) id: a660ffe1a2 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 好きですぅぅ (5月9日 9時) (レス) @page45 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ペグ(プロフ) - めぇちゃりおる.⁠。⁠*⁠♡さん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます!多忙期により更新が不安定ですが、暖かい目で見守ってください₍ᐢ‥ᐢ₎ ♡ (2月15日 15時) (レス) id: a660ffe1a2 (このIDを非表示/違反報告)
めぇちゃりおる.。*♡ - この作品読んだ瞬間お気に入りになりました!!更新も楽しみにしてます! (2月15日 14時) (レス) @page26 id: 094e17a662 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ペグ | 作成日時:2024年1月30日 22時