検索窓
今日:2 hit、昨日:62 hit、合計:6,719 hit

課題 ページ43







「これクリアできなかったら減点ね」



「お前も災難だな…」



「しっかりと護衛を努めますので、ご安心を」







な、何でこんな事に_____!






_____________________
_____________





遡ること約8時間前。
新任、バルス・ロビン先生による使い魔授業があった。
けれども私は使い魔がいない、というか呼べないため、出席する理由はないと判断し、サボったのが事の発端。

授業終了後、怖い顔をしたカルエゴ先生に呼び出され、叱責されていた時のこと。




「ウァプラ。貴様、使い魔授業で姿が見当たらなかったが…どこで何をしていた。」

「使い魔いないので保健室にいました」


「しかし授業を欠席するとはどういうことだ。新任にお前の事情は説明したと言ったはずだろう」


「…でも、浮くのは嫌なんです」


「度重なる遅刻や無断欠席、加えて授業放棄…今のままだと位階降格してもおかしくないという事、肝に銘じておけ」




しっかりお説教を食らって少し反省していたところに、(ロビン先生)は来た。




「いたいた、ウァプラさん!」
「えっと…ロビン先生?」
「そうだよ、新任の! 君の事情は聞いてるよ!」
「あ……その、授業サボっちゃって…ごめんなさい」

「いいよいいよ! 君以外にも家柄の関係で使い魔がいない子もいたから、次からは安心して授業に出てね」




笑顔を絶やさない…良い先生だな、なんて思った時。





「その代わりに、君には課題はあるよ! その課題ができたら、今回のことは目を瞑ってあげる」

「はぁ…どんなのですか?」





大量のワークとか、そんなんかな。
別に苦ではないな、なんて軽く見たのが間違いだった。





「野良の魔獣を使い魔にすること! 明日までに、僕のところに連れてきてね」

「……はい? 野良の魔獣を!?」

「できなかったら減点。それじゃ頑張ってねー!」




あの新任、笑顔のくせして鬼のような発言を……!!













「諦めようかなぁ…」
「ダメだ、と言いたいが、野良の魔獣をとなると…」
「野良こわいもんね。めちゃ凶暴!」

「野良の魔獣って、そんなに怖いの?」




ぽかんとした顔で首を傾げる入間くん。
一斉に入間くんの顔を見る。




「入間ち知らないの?」

「野良の魔獣を使い魔にするには、かなりの苦労が必要となります」

「野良には処罰(しつけ)がないから、噛まれたり引っかかれたりして大変なんだよ」

誰か→←突然



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (34 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
72人がお気に入り
設定タグ:魔入間 , mirm , オペラ   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ペグ(プロフ) - あまねさん» あまねさん、コメントありがとうございます!ご期待に添えるよう、精進します!·͜· ꕤ︎︎ (5月10日 16時) (レス) id: a660ffe1a2 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 好きですぅぅ (5月9日 9時) (レス) @page45 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ペグ(プロフ) - めぇちゃりおる.⁠。⁠*⁠♡さん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます!多忙期により更新が不安定ですが、暖かい目で見守ってください₍ᐢ‥ᐢ₎ ♡ (2月15日 15時) (レス) id: a660ffe1a2 (このIDを非表示/違反報告)
めぇちゃりおる.⁠。⁠*⁠♡ - この作品読んだ瞬間お気に入りになりました!!更新も楽しみにしてます! (2月15日 14時) (レス) @page26 id: 094e17a662 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ペグ | 作成日時:2024年1月30日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。