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入間くんに正体がバレてはや数日。
特に荒波だったことはなく、平穏な日々を過ごせている。
聞き出した中で、役立ちそうな情報は未だ少ない。
というか、ない。
入間くん自身も、オペラさんの事はあまり詳しくないらしい。自分語りをしないタイプのようだ。
でもそろそろ行動に出たいな、といろいろ作戦を立ててみるが、どれも上手くいく自信はない。
急がずゆっくり行くべきだろうか。
はぁ、と大きなため息をつきながら教室に入った。
途端、忙しそうな入間くんとぶつかりかけた。
「わっ、ごめんねA、急いでて！」
「朝から元気なこと…」
小さくなっていく入間くんを見届け、席に着く。
ようやく一息 つきたかったのに。
横腹にドンッ と挟まれた衝撃が走り、「うぐっ」なんて女性らしからぬ声が漏れる。
「Aー！入間ちがまたどっかに行った！」
「痛い痛いクララ、内蔵でちゃうよ」
「入間ちと遊びたいのにー！」
「おかしい！ ここ数日あのように１人でどこかへ行ってしまわれる！ 一体どこへ…！？」
「なに、アズくんは魔界の終わりでも見たの？」
「見た！ 気になって夜も眠れん！｣
入間くんに隠し事をされているのが、よっぽどショックなのだろう。アズくんは ぐああ、と悶え嘆いている。
その横でクララも頬を膨らまし続け、拗ねている。
本当に入間くんは好かれているな。
そんな２人を見兼ねたのか、横に座っていたサブノックくんが口を開く。
「そんなに気になるのであれば、後をつければ良いだろう」
「お、名案サブノックくん」
一番無難で手っ取り早い。
「そんな不躾なマネが…」とアズくんは言いかけたところで、クララに「そっか！ 突撃ー！」と遮られてしまった。
なんだかんだ文句をいいながらもついて行くアズくん。
その光景は中々微笑ましいものだ。
「あぁそうだ…ウァプラはどうする？」
「ん、私はいいよ。２人で行っておいで」
「わかったー！ またあとでねA！」
大きく手を振り去っていくクララに、私も小さく振り返す。
「いいのか？」
「いいよ別に。私には関係ないし」
「しかしヌシは、イルマとオトモダチであろう？」
「…オトモダチって、常時ベッタリくっつくものなの？」
ここ数日１人でどこかに行く入間くんなど どうでもいい。
アズくんやクララのように、彼と心の底から仲良くなりたいなど思っていない。
入間くんに近づいたのは、あくまでもオペラさんのためなのだから。
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ペグ(プロフ) - あまねさん» あまねさん、コメントありがとうございます！ご期待に添えるよう、精進します！·͜· ꕤ︎︎ (5月10日 16時) (
レス) id: a660ffe1a2 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 好きですぅぅ (5月9日 9時) (レス) @page45 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ペグ(プロフ) - めぇちゃりおる.⁠｡⁠*⁠♡さん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます！多忙期により更新が不安定ですが、暖かい目で見守ってください₍ᐢ‥ᐢ₎ ♡ (2月15日 15時) (レス) id: a660ffe1a2 (このIDを非表示/違反報告)
めぇちゃりおる.｡*♡ - この作品読んだ瞬間お気に入りになりました！！更新も楽しみにしてます！ (2月15日 14時) (レス) @page26 id: 094e17a662 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペグ | 作成日時：2024年1月30日 22時
