情報 ページ13
．
「あの
「うん、すっごく器用な人だよ」
「いつから入間くんのとこに仕えたの？ なんかあの悪魔について情報ない？」
「えっと…そ、そこまでは覚えてない、かな」
しまった、踏み込みすぎた と口を閉じる。
とにかく、知りたいことが知れてよかった。
あの悪魔について知れるなら、私の存在がバレたことなど軽いものだ。
入間くんは周りに言いふらすような子でもないと分かっているし、特に心配はない。
しかし、入間くんはずっと浮かない顔のままだ。
「ねぇ、その、本当にごめんね…その、Aの正体のこと。勇気をだしてくれたのに」
「え、ほんとに気にしなくていいよ？」
「で、でも……なんか深刻そうだし」
「そりゃ、魔界に天使がいるって知られたら、騒ぎにはなるだろうけど」
「えぇ！？ そ、それ大丈夫なの？」
「大丈夫だってば。心配性だね入間くんって」
でも珍しいだけで、危険になるような事は一切ない。
天界や天使の存在だって、悪魔なら幼い頃に教えられているはずだ。
入間くんはやや世間知らずなところがあるから、こんなふうに重く受け止めてくれたのだろう。
いい子が故に心配になる。
「…じゃあ、オペラさんのこと、もっと教えてくれない？」
「オペラさん？」
きょとんとする入間くん。
「些細なことでもなんでも。全情報私に提供してほしい」と頼み込んでみる。
しかし、入間くんは プライバシーがどうのこうの、と渋られた。こんなところまできて、引いてたまるか。
「お願い入間くん。助けると思って」
「うっ…」
入間くんはしばらく頭を抱え込んだあと、「過度な情報じゃなければ」と渋々了承してくれた。
できれば過去のことを聞きたいけれど…怪しまれないよう、満遍なく情報を探っていこう。
「でも、どうしてオペラさんのことを知りたいの？」
「んー…ちょっといろいろ」
「あー！ いました入間くん」
突如現れたのはスージー先生。
可愛らしく頬をふくらませながら近づいてくる。
「入間くんには植物塔を壊した罰として、強制的に修理をしてもらいます！」
「あらま、どんまい入間くん」
「えっ、A手伝ってくれないの？」
「私は関与してないしー」
面倒ごとはごめんだ と背を向け、その場を去る。
入間くんの声とお怒りのスージー先生の声だけが、廊下内に響いていた。
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ペグ(プロフ) - あまねさん» あまねさん、コメントありがとうございます！ご期待に添えるよう、精進します！·͜· ꕤ︎︎ (5月10日 16時) (
レス) id: a660ffe1a2 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 好きですぅぅ (5月9日 9時) (レス) @page45 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ペグ(プロフ) - めぇちゃりおる.⁠｡⁠*⁠♡さん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます！多忙期により更新が不安定ですが、暖かい目で見守ってください₍ᐢ‥ᐢ₎ ♡ (2月15日 15時) (レス) id: a660ffe1a2 (このIDを非表示/違反報告)
めぇちゃりおる.｡*♡ - この作品読んだ瞬間お気に入りになりました！！更新も楽しみにしてます！ (2月15日 14時) (レス) @page26 id: 094e17a662 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペグ | 作成日時：2024年1月30日 22時
