絶体絶命なんだけど…。 ページ6
会議が始まり、其の場は厳粛な雰囲気に包まれた。
「じゃあ、Aちゃん。報告して。」
「はい。」
資料を手に取り、直近の敵の行動を説明する。取引や麻薬・武器の密輸等…知り得る情報は全て利用する。
「…此れで以上です。」
「ありがとう。本当は中也君の報告も欲しかったんだけどね…。」
中也は体調不良で欠席と云う事にしてある。間違えても幼児を此の場に出席させたくはない。
「中也が体調不良とは…大丈夫なのかぇ、A?」
「はい。日頃の疲れでしょう。」
会議が終わり、部屋から出ると中也が飛び付いて来た。
「おせぇぞ、A!!」
「わｯ…ご、御免ね、中也…。」
こんな所を誰かに見られたら終わりだ。そう思った瞬間、資料についてポートマフィア幹部・尾崎紅葉に呼び止められた。
「こ、紅葉さん。如何しましたか?」
「此の取引は…って、何を隠しておるのじゃ?」
現在、Aは中也を抱き締めて姿を隠している。そんな体勢では当然不審だし、上司相手にそんな事は赦されない。
「え、あ、あの…」
「おい、A。どうしたんだ?」
中也の声を聞いて、紅葉が首を傾げる。
「今の声は…中也かぇ?」
「き、気の所為ですよ!!大体中也さんが私に抱き締められる訳無いじゃないですか!?」
慌てて首を振るAを見て、中也がAの胸の辺りから顔を出す。
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もも(プロフ) - 七巳流さん» ありがとうございます!! (2022年8月3日 12時) (
レス) id: 2c3a67174c (このIDを非表示/違反報告)
七巳流 - 完結おめでとうございます、楽しかったです、読んでいて。 (2022年8月3日 12時) (レス) @page11 id: 625ec01e21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも | 作成日時：2022年7月28日 23時
