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A「なんっじゃこりゃっ!?｣
帰宅して部屋に戻った瞬間、私は歓喜に包まれる。
山のように積まれた本や服やアクセサリー、綺麗にラッピングされた宝物がたぁくさん。
A「うわぁ、すっごい」
普段、推しのクロムちゃんに給料のほとんどを溶かしていた故に染みる、洒落た品々。
私だってレディの端くれだ、こんなにもキラキラしたものを貰えば心が浮き立つ。
A「サリバンさまー!!」
私はサリバンさまが居るであろう部屋の前まで駆けて、ノックもせずにドアを開けた。
A「あれ！私の部屋にあったやつ!!」
興奮気味にそういえば、サリバンさまはうんうん、と満足そうに頷く。
サリ「入学祝いだよ、気に入ってくれたかな？」
A「勿論です、それはもう、すごぉく気に入りました!!ありがとうございます｣
サリバンさまのそばに駆け寄り、感謝の意を伝える。
サリ「良いんだよ、Aちゃんはいつも頑張ってるしね｣
そう言って大きな手で私の頭を撫でるサリバンさま。
A「もっと、精進致します!!」
最高の贈り物を貰った上、今日の晩御飯のメニューは私の好物ばかり。
さらに、デザートは兄さんが自ら育てた果物を使ってのものだった。
こんなにも幸せならば、毎日が入学式ならばいいのに。
心からそう思った。
───
A「へぇ、目覚魔しを貰ったんですね｣
イルマ「うん、あと本を沢山」
同じくイルマさまにもプレゼントされていた入学祝いのことを聞きながら登校する。
A「文字は読めるのですか？」
まさか、人間界と同じ文字を使っているわけも無かろう、と問いかける。
イルマ「うん、なんか読めないはずなのに、読めちゃったんだ｣
不思議ぃ、とイルマさまは首を傾げた。
A「もしかしたら、サリバンさまがなんかかけたのかもしれませんね。勉強の手間が省けてラッキーラッキー」
そんな軽口を言い合いながら学校に着く。
校門をくぐろうとした瞬間、見知った影が私たちの前に立った。
アズ「おはようございます、イルマさま。6時間と6分前からお待ちしておりました」
イルマ「6時間!?」
アズ「はい、丑三つの漆黒の中でじっと」
正気の沙汰じゃねぇ、と思ったが私は空気の読める敏腕SD(見習い)のためグッと言葉を飲み込んだ。
イルマ「アスモデウスくんっ、そんな事しなくてもいいからね!?」
常識を心得ているイルマさまは喜ぶどころか困っている。
アズ「そうですか…あぁ、どうぞ私のことは"アズ"とお呼びください」
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テト(プロフ) - ヴァイオリン弾いてる夢主ちゃん､､､私直視したら失明するかもな､､､ (1月2日 1時) (
レス) @page35 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラーメン x他1人 | 作成日時：2023年12月6日 0時
