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・事務所デリリーム、所属ユニット名アラビアンナイト。
褐色肌と激しい踊りでクロムほどではないが、最近メキメキと人気を伸ばしているアディーラ。
——ここ最近ツムルがハマっているアクドルである。
A「だって先生最近ずっと、授業に持ってくる私物は青だったでしょう？
それも、鈴が付いていたりした若干アラブ風。まぁ、決め手は先日職員室に行った時に見えた先生のマグカップですけど」
そういって、記憶を掘り起こすA。
あの日、ツムルの席には小さなアイリスの花が散りばめられた品の良いマグカップが置かれていたのだ。
しかし、アイリスはアディーラちゃんのイメージ花。
この間、有名な花屋のチェーン店とコラボした際の品だろう。
A「普通の人なら気づかなかったでしょうね、だけど私には他方の界隈に友がいる。騙せるわけがないのです‼︎」
若干早口になりながら、Aは大きく手を広げた。
その様子をツムルは悔しそうに見ている。
生徒にオタバレしたことが屈辱だったのだろう。
A「さぁ、先生‼︎交渉です」
Aはもう一度指を鳴らしてブロマイドを仕舞うと、ドンっと持ってきていた大きなバッグを目の前に出し、中身を机の上に並べ始めた。
ツムル「一体、なにを……⁉︎それは‼︎」
A「限定品です、この世に３つだけの」
限定品と名のつく品が四つ並んだ。
ツムル「…どうやって」
ツムルは酷く動揺していた。
何せ、駆け出しのアイドルとは言えアディーラを応援するファンの多くは金持ちが多い傾向にある。
つまり、グッズ単価が普通のアクドルよりも数倍高いのだ。
そんなグループの限定品ともなれば、ゼロの数は５つ以上になるだろ。
下手をすれば、7つつくかもしれない。
A「サリバンさまが、誕生日にくれたのです。アクドルにあまり詳しくなかったのか、クロムちゃんではなくアディーラちゃんだったので、まだ開封すらしていません」
Aは一品を手に取り掲げる。
A「欲しくはありませんか？」
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テト(プロフ) - ヴァイオリン弾いてる夢主ちゃん､､､私直視したら失明するかもな､､､ (1月2日 1時) (
レス) @page35 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラーメン x他1人 | 作成日時：2023年12月6日 0時
