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家系能力“瞬足”

開始早々家系能力を使い、私自身の速さを上げる。

私の家系能力は、物体が動いている方向に物体を加速させることが出来る。

つまり、旗に体が向かっていればより早く到着できるのだ。




A「はぁ〜い、カルエゴ先生。私一等ですよね」

早々にゴール地点に到着し、優雅に魔茶を飲みながら頭の痛そうな顔をしているカルエゴ先生に声をかける。

カル「貴様は…あぁ、そうだ。他の奴らはまだ半分も飛んでいない」

A「確かに私は足が早いですけど、それは流石に」

無いでしょ

と思い、中継されているモニターを覗く。

A「あぁ、こりゃ問題児(アブノーマル)ですね」

中継の中にはあくびをしたり、セクハラをしたり、盗みを働くやる気のない問題児が沢山うつっていた。

カル「アホばっかりだ、マシなやつは居ないのか」

悩み事の多そうな顔を更に顰めるカルエゴ先生。

A「A以外マシな奴がいないのか、ですよね?」

そう訂正すると、カルエゴ先生は初めて私の目を見る。

そして、はぁん?何言ってんだコイツ、とでも言いたげな視線を送ってきた。

A「えっと、だってほら、私ってば入学試験の成績も良かった優等生(良い子)でしょう?
問題も起こしてないし、今だって全力を出して試験を終えた。
何処からどう見ても優等生(良い子)以外には見えないはずです」

懐中時計の針を見せながら力説する。

が、

カル「“あいつ”が育てた悪魔がまともな筈ないだろう」

ピシャリ吐き捨てられた。

私の保護者=私の育て親=兄さん。

A「にいさんの、ばーーーーか‼︎」

谷には叫び声がこだました。

カルエゴ先生の反応を見るに、兄さんと先生はなんかの知り合いで、無駄にS気がある兄さんに何かされたと。

聞いたわけでも、鮮明に思い浮かぶわけでもないが兄さんなら後輩をいじるノリですさまじい扱きしてそうだな、と妙に納得できる。

つまり、他のクラスメイトに対する好感度が0スタートだったとして、私スタートは➖10000ということだ。

拝啓兄さん。
教えてください。
一体カルエゴ先生に何をしたんですか。

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テト(プロフ) - ヴァイオリン弾いてる夢主ちゃん、、、私直視したら失明するかもな、、、 (1月2日 1時) (レス) @page35 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ラーメン x他1人 | 作成日時:2023年12月6日 0時

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