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Aside


セイヤ「Aちゃんもおいでよ〜!!」


大声でセイヤくんが呼んでくれて私も海の方に向かって走った。


八木「全然濡れてない〜!おりゃ〜!!」


八木くんに水をかけられた。


「かけすぎ!」


私も必死に八木くんに水をかけた。


みんなでキャーキャーしながら海を楽しんだ。
夏じゃないから寒かったけど、そんなの気にならないくらい楽しかった。



それから夜みんなでバーベキューをした。


GEN「はーい!椎木〜!!!」


酔った玄くんが椎木くんの口に食べ物を運ぶ。


椎木「自分でとるからいいって〜、」


二人とも楽しそう。


健太「どう?楽しかった?今日」

「うん、楽しいって言葉じゃ表せないくらい。」

健太「よかった。」





でも、この日を栄えに彼らと会うことは一切なくなった。




私は前と同じ生活に戻った。


旦那に文句を言われながらビクビクと生活している。


まさとは前以上に仲が悪くなった。

仲が悪くなったというか、避けられている。




Sugi「今から飯いく人〜!!」


masato「行く〜」

RxYxO「行く行く〜」

Katsuma「行く」

Y.K.C「全員参加だな」


「あ、私も…」


そう手を上げるとみんなが一気に私を見た。


Sugi「大丈夫なの?」


「うん…大丈夫」


そう笑うとまさとが立ち上がった。


masato「めんどくせえ事になると嫌だからお前は来んな」

「え…?」


masato「行こ」

まさとに連れられてみんなスタジオを出ていった。


なんかよくわかんないけど学生時代を思い出した。


見た目が変わったって変われないんだよね。


着信:旦那



「もしもし?」


旦那「今日飯いらねえわ〜」


「わかったよ、帰り遅くなる?」


旦那「おう〜朝帰りだわ〜」


「わかったよ」


朝まで本当に時間が空いたのに。


暗くなった外に出てため息をついた。


また彼らに会いたい。


そう思いながら空を見上げた。
気がつけばあの海についていた。



楽しかった思い出が幻覚のように目の前で拡がった。


私の全力の笑顔。
みんなの楽しそうな声が聞こえた。
目をつぶってそこに寝転がった。


セイヤ「Aちゃんもおいでよ〜!!」


そう聞こえてぱっと目を開けて海の方を見るとただただ静かに波打ちする真っ暗な海。


また目をつぶって砂浜に寝転がった。


「おい!地味子!!!!」


そう呼ばれてまた目を開ける。

靴を脱いで私の方に走ってきたのは渚ちゃんだった。

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- セイヤさんすこ (2021年3月7日 21時) (レス) id: 3b6429b52f (このIDを非表示/違反報告)
ばな - もうほんとに素晴らしかったです...!!!何回でも読み直したいって思っちゃいました!!! (2020年9月6日 13時) (レス) id: dab9b2b7ba (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年2月20日 1時

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