.. 嫉妬 ページ6
あの後教室に戻ると全員の視線が私に集まった。
『やっぱり調子乗ってる』
『変わり者のくせに..』
やはり声の持ち主は先程の女で。
「..見苦しい嫉妬、やめたら?」
『なっ!?』
「別に私は調子に乗っていない。乗っているのは貴方でしょう?勘違いしないで。」
『ッ..そういうところがムカつくんだっての!!!』
バシンッ
右頬に伝わる電撃のような痛み。
「..」
でも私にはこんな痛み、通じない。
「..暴力したら気が済んだ、」
その言葉に更に怒りの表情を見せる女。
「暴力しか出来ないって、哀しい人だね。」
そう言い私は自分の席に座った。
..が、あまりいい気はしない。
机には、
『調子に乗るな』 『変わり者』 『きめぇんだよ』 『学校来んな』
の文字が。
触れてみれば、なんとなく油性だってことが分かった。
「..哀れ。」
誰の目も見ないで私は教室を出ていった。
去り際に言われた言葉
『放課後第2体育館裏に来なさい。』
終わり ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)
←.. 青
1人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ライ - 更新頑張ってください! (2020年2月9日 0時) (レス) id: 99988b73d5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あらた | 作成日時:2016年12月28日 19時