.. 静かに、暮らしたいの。 ページ2
さわさわと心地よい音を奏でる植物。
その時、ふと考えた。
私はいつから笑ってないのだろう、って。
─ ─ ─ ─
[沢村ー、..原田ー、豹凍ー、..]
「..」
私は返事をしないで教師の前に行く。
[今回もお前だけだぞこんないい点数!!]
そう言ってがしがし頭を撫でる手を私は振りほどいた。
「..マグレって言葉、知っていますか。」
その時、教室内は凍りついた。
[マッマグレでも凄いことだぞ!!]
苦虫を潰した表情をした教師。
「..そうですか。」
さらに潰した表情をする教師。
そしてザワつく教室内。
『ちょっとできるからって..』
『なんなのアイツ..』
私はいつものように罵声を浴びながら机に戻った。
そして教科書を開いた。
..
が、すぐに窓から捨てた。
[ちょ、豹凍!?何してんだ!!]
「..何って..」
「油性ペンの文字が、貴方には消せますか?」
全く理解できない顔をしている教師。
教科書に書かれていた文字。
『学校来んな。』
─ ─ ─ ─
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ライ - 更新頑張ってください! (2020年2月9日 0時) (レス) id: 99988b73d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あらた | 作成日時:2016年12月28日 19時