ワンマンプレー ページ11
稲森君を中心にゴール前まで駆け上がるが、
「必殺タクティクス！『少林寺光速十八陣』！」
その掛け声とともに目にも止まらぬ速さで走り出し、何故か残像のようなものが浮かび、人数が18人に増えていった。
混乱するアタシ達を余所に、ハオ君達は『万里の長城』を形成し、『天空隼弾』を放った。
「『ザ・アシュラ』！」
流石のトリプルキーパー。『ザ・アシュラ』でしっかりと手にボールを収めた。
そしてハーフタイムに入る。
「敵は残像効果でもの凄い速さで動き、僕達の目が惑わされてるんだ」
「残像が出来るほどのスピードで動き回ってたっていうのか？」
「本当に油断ならない相手だねぇ」
残像効果ってことは…？
試合再開。
早々灰崎君が突っ込む。
「これ以上好きにさせるかよ！！
『パーフェクトペンギン』！」
速攻決まるかと思いきや、またも『龍神鉄扇』で止められる。
ボールは少ししてヒロト君に渡る。
「『ザ・エクスプロージョン』！」
ヒロト君の必殺技は、『爆喰獅子』で止められる。
イナズマジャパンの技は完全に封じ込められていた。
アタシにボールが回る。
一点取って、流れを変えたいけど…
「ま、行くしかないよね」
とりあえず考えは置いて、ゴールへ走り出す。
すると、二人の敵が立ちはだかる。
アタシが少し小柄なのも相まって、中々威圧感がある光景かもしれない。
だがしかし、そのディフェンスは無意味だ。
「通さないわよ〜」
「どきな」
ボールを誰もいない方向に蹴り上げる。
日本選手も中国選手もいないところに、だ。
皆がギョッとしたように見てくる。
〈あーっと!?世崎どうした!?誰もいないことろにボールを上げた!?〉
「うるさいなぁっ！『紫電一閃』！！」
『紫電一閃』を二回使った。
あまり遠くまでは移動できないが、方向性が自由なのがこと技の強みだ。
バチッと音がした次の瞬間に、宙に浮くボールの目の前まで飛ぶ。
そのまままた『紫電一閃』で地面に着地する。
難なくボールを足元に収め、走り出した。
〈何と！世崎Aが魅せたぁ！超攻撃的DFのプレーは伊達じゃない！！〉
「ちょっと、何よ今の〜！」
「本当に攻撃的…というかワンマンプレーだなありゃ」
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むめい(プロフ) - シナモンさん» ありがとうございます！私も書いていて楽しい回でした！ (2月16日 20時) (
レス) id: 080d3d10ab (このIDを非表示/違反報告)
シナモン(プロフ) - 壮行会のところめっちゃおもしろかったです!続きを楽しみに待っています!がんばってください。 (1月16日 19時) (レス) @page27 id: 52a06b9707 (このIDを非表示/違反報告)
むめい(プロフ) - 歌姫さん» ありがとうございます！ちょっと行き詰まってたので励みになります！ (11月21日 22時) (レス) id: 080d3d10ab (このIDを非表示/違反報告)
歌姫 - いつも楽しみに読んでます。これからも頑張ってください (11月13日 23時) (レス) id: 0734f30b1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むめい | 作成日時：2023年10月26日 23時
