255:事実上の決勝戦 ページ7
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JM「これどっちが決勝にあがってきても対戦したくないんだけど」
TH「大丈夫ですよ。今事実上の決勝戦が行われてますから」
HS「エキシビジョン」
JM「君たちは本当にヒョンを労ったり応援するという心が欠落してるよね」
結果はソクジン先輩の勝利で、ボムギュがそれにダル絡みをする。
bg「ヒョォン!ユンノリでは不毛な時間を共にしたのに、何でハリガリは置いていくんですかぁ!」
JN「ごめんね。ボムギュが弱かったんじゃなくて、僕が強すぎただけだよ」
ひゃっひゃっひゃっと満足気に笑って、ハリガリのカードを扇子のようにして高らかに仰ぐ。
JM「ヤァ!ソクジナ!俺に拾って貰った恩を忘れたとは言わせないからな。足繁く一年二年の授業に顔を出したこのヒョンがいなければ、」
JN「ありがとうございます。全身全霊で戦わせていただきます」
JM「そうじゃないだろぉ!!」
第一回ハリガリ王にはソクジン先輩が輝き、だから何という訳もなく、そのままテヒョンのマジック講座が再開された。
そしてテヒョンがテテ先輩の弟子だったはずなのに、おかしな逆転現象が起こり、手品ではテテ先輩がテヒョンに師事することになったみたいだ。
ユンギ先輩とジミン先輩は前回の鍋パが初対面だというのに、二人でなにやら語り合っていた。
私とホビオッパとボムギュとソクジン先輩は、最初こそマジック講座に参加していたものの、途中から年末のテレビ番組を流し見しつつお喋りしていた。
パッとテレビの端に五分前のカウントダウンが表示される。
HS「もうすぐ年越しだよ!みんなカウントダウン!!」
TH「もう?!A、ベッドの上のぼって良い?」
『何でですか?』
TH「ジャンプしないと!」
『何でジャンプするんですか?』
bg「え、Aジャンプしないの?」
『何その風習、知らないよ』
JM「安心して、俺も知らなかったから」
HS「テヒョンア、その場でジャンプしよう。
ね、どうせならみんなで」
ホビオッパとテテ先輩が、二人で手を繋ぐ。
私もホビオッパのもう片方の手を取る。
ボムギュがテテ先輩の腕に飛びついて、座り込んで立てなくなっているユンギ先輩を引っ張る。
ユンギ先輩の隣にいたジミン先輩も苦笑いしながら立ち上がって、ユンギ先輩、ソクジン先輩と手を繋ぐ。
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あさなさな(プロフ) - pumpkinさん» たくさん読んでいただきありがとうございます!色んなホソクさんを楽しんでいただけたらと思います。なんとなく似てしまうのはご愛嬌笑 (9月11日 18時) (レス) id: 182cc2cbf3 (このIDを非表示/違反報告)
pumpkin(プロフ) - 本当にあさなさなさんの世界のホビ素敵すぎます。全作品読ませてもらってます。癒しの時間をいただいてます。素敵な作品をたくさんありがとうございます!! (9月8日 11時) (レス) @page50 id: 3dc2269bbe (このIDを非表示/違反報告)
あさなさな(プロフ) - 鹿さん» 長いのにありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです!こちらはもっと山あり谷ありですね笑 (8月10日 17時) (レス) id: 182cc2cbf3 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - うわあ三日で頑張って全部読みました!最高ですね!こんなにリアルで切なさを描いた小説初めて読んだ気がします。 (8月10日 3時) (レス) @page50 id: 6f7661d487 (このIDを非表示/違反報告)
あさなさな(プロフ) - フネ55さん» 楽しくて悩ましい大学生活を描きたかったので、嬉しいです!微々たる供給ですが、楽しみにしてくださってありがとうございます! (7月23日 19時) (レス) id: 4d4d65fc30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あさなさな | 作成日時:2023年5月31日 17時