254:ハリガリ ページ6
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JM「上回生でやった後に下回生でもやって、最後二人で優勝決定戦をするのはどう?」
TH「いいですね!楽しそう!!」
最初にジミン先輩、テテ先輩、ユンギ先輩、そして少しの心配が残るホビオッパで対戦する。
挑発し、それに乗った二人。つまりテテ先輩とユンギ先輩はゲーム前の勢いに反して弱く、最終的にジミン先輩が勝った。
次は私とテヒョンとボムギュ、それにソクジン先輩でベルを囲む。
テヒョンがカードをシャッフルして手札を配っていく。
TH「えっテヒョナの手際めちゃくちゃ良いね!」
HS「本当、扱い方が格好いい」
th「それに関しては、僕半分くらいプロなので」
bg「どういうこと?!」
『テヒョンは元々マジシャン志望だから、手先めちゃくちゃ器用なんです。
お願いしたら色々見せてくれますよ』
TH「見たい!」
テヒョンは配っていた手札を戻して、何種類かのシャッフルをパラパラとしていく。
一枚も取り落とさず、中空でリフルシャッフルをした暁には、全員から拍手が起こった。
その後、瞬間でカードの柄を変える手品も披露してくれた。
先ほどまでのバナナが三つある絵柄から、イチゴが一つの絵柄に変わる。ネタバラシもしてくれたが、誰も上手くできなかった。
JM「マジで凄い。全然できん…」
JN「あれ、僕たちハリガリやったっけ?」
『やってないです』
th「そろそろしますか?」
ハリガリそっちのけでテヒョン先生のマジック講座が始まりかけていたが、一旦ハリガリに戻る。
またテヒョンが美しい手さばきでシャッフルしてカードを配り、とうとう下回生でハリガリ勝負がスタートする。
私はスピード系のゲームはあまり経験がないため、ドキドキしながらカードを捲っていく。
同じ絵柄のカードが出たかな?と数を確認しようと思った瞬間、もうベルが鳴らされていた。
ソクジン先輩がニヤニヤしながら場のカードをさらっていく。
その次も目にも止まらぬ速さで反応するソクジン先輩。
焦ったボムギュや私はお手付きさせられて、どんどん手持ちのカードが減っていく。
テヒョンだけは冷静にソクジン先輩と対戦していて、あっという間に二人だけになった。
bg「僕ハリガリ得意だと思ってたんだけど」
『とてもそうは見えなかったよ』
bg「Aだって下手じゃん」
『私は得意だと思ったことないもん』
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あさなさな(プロフ) - pumpkinさん» たくさん読んでいただきありがとうございます!色んなホソクさんを楽しんでいただけたらと思います。なんとなく似てしまうのはご愛嬌笑 (9月11日 18時) (レス) id: 182cc2cbf3 (このIDを非表示/違反報告)
pumpkin(プロフ) - 本当にあさなさなさんの世界のホビ素敵すぎます。全作品読ませてもらってます。癒しの時間をいただいてます。素敵な作品をたくさんありがとうございます!! (9月8日 11時) (レス) @page50 id: 3dc2269bbe (このIDを非表示/違反報告)
あさなさな(プロフ) - 鹿さん» 長いのにありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです!こちらはもっと山あり谷ありですね笑 (8月10日 17時) (レス) id: 182cc2cbf3 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - うわあ三日で頑張って全部読みました!最高ですね!こんなにリアルで切なさを描いた小説初めて読んだ気がします。 (8月10日 3時) (レス) @page50 id: 6f7661d487 (このIDを非表示/違反報告)
あさなさな(プロフ) - フネ55さん» 楽しくて悩ましい大学生活を描きたかったので、嬉しいです!微々たる供給ですが、楽しみにしてくださってありがとうございます! (7月23日 19時) (レス) id: 4d4d65fc30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あさなさな | 作成日時:2023年5月31日 17時