252:ホソク先輩だけ ページ4
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YG「ホソギへの想いって、何か変わった?」
『何でそんなこと…』
YG「事実だけじゃなくて、主観も聞いておきたい」
急に真面目な顔で質問してくる。
それ、またネタのストックに入れたいだけでしょう。
けれど何の不思議か、ポロっと口を滑らせてしまう。
『ホビオッパのことは、もっとずっと好きで…』
言ったそばから顔が熱くなる。
反応が返ってこないから二人の顔を見ると、ポカンとしていた。
『も、聞いておいて黙らないでください!恥ずかしいのに…』
JN「Aさんホソク先輩の事、いつからオッパって呼んでたの?」
『え?』
もしかして今私、ホビオッパって言った?
大学ではホソク先輩って呼ぶようにしてたのに。冬休みでホビオッパの部屋にずっと泊まってて、抜けてた。
YG「Aのオッパって何か良いな。よし、俺のこともオッパって呼んでみろ。
repeat after me ユンギオッパ」
『呼びません!ホソク先輩だけです…』
JN「戻った」
YG「あーなんか、こう、ほかほかと湯気が見えそうだわ」
JN「それ、分かります」
『もう終わりですからね。これ以上ホソク先輩との事を聞かれても、本当に何も言いませんから!』
YG「分かった分かった。それよりホビオッパって呼んでいいのに。隠すなよ」
『だって、そうやってからかうじゃないですか』
年の瀬の研究室。
最後に丁寧にお掃除をして、また数日後に会うことになる二人の先輩と別れた。
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12月31日。
旧正月は実家に帰るという人が多いから、1月1日にみんなで集まって年越し。
場所はいつも通り、私の部屋。
冬休みになってから一度も帰っていなかったから、来られるというより、そこに集まるという感じだ。
その日はホビオッパと一緒に、集合より早めに私の部屋に行く。
片付けはほとんどする必要がなく、換気して軽く掃除するだけだ。
特にすることを決めていた訳ではなかったので、買ってきたお惣菜やお酒を開けて、八人でテレビを見たりお喋りする。
年越しとは口実で、みんなで集まれれば何でも良いのだ。
テテ先輩が家からハリガリとユンノリを持ってきていて、途中からゲーム大会が始まった。
JN「ヤー!何でそこでお前もモが出るんだよ!このユッバランスおかしいんじゃないか?」
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あさなさな(プロフ) - pumpkinさん» たくさん読んでいただきありがとうございます!色んなホソクさんを楽しんでいただけたらと思います。なんとなく似てしまうのはご愛嬌笑 (9月11日 18時) (レス) id: 182cc2cbf3 (このIDを非表示/違反報告)
pumpkin(プロフ) - 本当にあさなさなさんの世界のホビ素敵すぎます。全作品読ませてもらってます。癒しの時間をいただいてます。素敵な作品をたくさんありがとうございます!! (9月8日 11時) (レス) @page50 id: 3dc2269bbe (このIDを非表示/違反報告)
あさなさな(プロフ) - 鹿さん» 長いのにありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです!こちらはもっと山あり谷ありですね笑 (8月10日 17時) (レス) id: 182cc2cbf3 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - うわあ三日で頑張って全部読みました!最高ですね!こんなにリアルで切なさを描いた小説初めて読んだ気がします。 (8月10日 3時) (レス) @page50 id: 6f7661d487 (このIDを非表示/違反報告)
あさなさな(プロフ) - フネ55さん» 楽しくて悩ましい大学生活を描きたかったので、嬉しいです!微々たる供給ですが、楽しみにしてくださってありがとうございます! (7月23日 19時) (レス) id: 4d4d65fc30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あさなさな | 作成日時:2023年5月31日 17時