275:新入部員 ページ27
.
「「「かんぱ〜い!」」」
新歓祭から一週間後、キム・ナムジュンくんが入部してくれることになった。
久しぶりのアメーバで、杯を合わせる。
HS「今日のビールは美味しい!」
TH「いくらでも飲めちゃうね〜」
『二人とも強くないんですから、程ほどに…』
TH「だ〜いじょぶっ!ヒョンがいるから」
HS「今年も時間になったらヒョンから電話があるから、酔った時は来てもらう」
TH「ナムジュナ、安心したまえ。今日は歓迎コンパだから、後輩に尻ぬぐいはさせない」
NJ「はぁ…」
JN「ちょっと、引いてるじゃないですか。ペース早いですって」
さっさと酔っ払った二人は、それでも粘菌研究会について熱心に説明している。
キム・ナムジュンくんもうなづきながら付いていってる。
JN「これでちょっと一安心だね」
『はい。辞められないように頑張っていきましょうね』
私たちも授業の話や先生の特徴の話でナムジュンくんと盛り上がり、良い歓迎コンパになったんじゃないだろうか。
最後はありがたいことに、ジミン先輩がテテ先輩を迎えに来てくれて、お開きになった。
一応ソクジン先輩が、ナムジュンくんを近くまで送って行くらしい。
JM「じゃあね、俺もたまに顔出すと思うからよろしく」
NJ「よろしくお願いします」
JN「ナムジュンくんの家の方向は、」
NJ「ナムジュナ、で良いです。ソクジン先輩も、A先輩も」
私とソクジン先輩は、思わず顔を見合わせる。
JN「じゃあ、俺の事もジニヒョンでいいよ。Aさんのこともヌナで」
『あっうんうん』
NJ「ありがとうございます。ジニヒョン、僕の家あっちなんですけど」
ヌナ?ヌナって呼ばれるの?呼ばれたことなさ過ぎて、ドキドキするんだけど。
JM「ホソガの事は、Aよろしくね。じゃあね〜」
NJ「ホソギヒョン、Aヌナ、さようなら」
ホビオッパがピクリと反応する。
HS「またね!」
『ばいばい』
二人になって、スルりと手を繋ぐ。
HS「ふ〜ん。ヌナ」
『…何ですか』
HS「ヌナねぇ〜」
『ヌナって言わないでください』
HS「別にAの事言ってる訳じゃないけどぉ?」
じわじわと絡んでくる。
『もう、何かあるなら言ってください』
HS「いーもん。俺はオッパだから」
.
202人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あさなさな(プロフ) - pumpkinさん» たくさん読んでいただきありがとうございます!色んなホソクさんを楽しんでいただけたらと思います。なんとなく似てしまうのはご愛嬌笑 (9月11日 18時) (レス) id: 182cc2cbf3 (このIDを非表示/違反報告)
pumpkin(プロフ) - 本当にあさなさなさんの世界のホビ素敵すぎます。全作品読ませてもらってます。癒しの時間をいただいてます。素敵な作品をたくさんありがとうございます!! (9月8日 11時) (レス) @page50 id: 3dc2269bbe (このIDを非表示/違反報告)
あさなさな(プロフ) - 鹿さん» 長いのにありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです!こちらはもっと山あり谷ありですね笑 (8月10日 17時) (レス) id: 182cc2cbf3 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - うわあ三日で頑張って全部読みました!最高ですね!こんなにリアルで切なさを描いた小説初めて読んだ気がします。 (8月10日 3時) (レス) @page50 id: 6f7661d487 (このIDを非表示/違反報告)
あさなさな(プロフ) - フネ55さん» 楽しくて悩ましい大学生活を描きたかったので、嬉しいです!微々たる供給ですが、楽しみにしてくださってありがとうございます! (7月23日 19時) (レス) id: 4d4d65fc30 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あさなさな | 作成日時:2023年5月31日 17時