269:びっくり※ ページ21
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HS「何今の。俺をどうしたいの」
『あっあっあっ』
全身を揺すられながら、ホビオッパが身体を倒して私の背中に重なる。
カプって耳を噛んで、艶やかな声で私をいじめる。
HS「抜けないじゃないでしょ。
Aが、離して、くれないだけなんだから」
『ふうぅ…だって…』
HS「だって、何?」
『んっ、びっくり、しちゃったんです…』
HS「あーもう可愛い。びっくりしちゃったんだ」
だって恥ずかしいし、びっくりしたし、色々私には手に負えない。
腰を引き付けられて、更に奥まで気持ちよく突かれる。
『あっん、あっあっオッパ、ぁ…』
HS「A可愛い、天使。幸せ」
温かい腕の中で愛されて昇りつめて、甘く朝が過ぎていった。
お昼から明日の旅行の荷物を確認する。
HS「足りないものはない?大丈夫?」
『えっと…はい、大丈夫だと思います』
HS「免許証ある?」
『あります』
HS「運転できる?」
『それは…頑張ります』
HS「緊張してる」
『ホビオッパの命を預かることになるので、真剣にいきます』
HS「硬くなりすぎても良くないよ〜」
補助ブレーキが付いていない車、初めて運転する。
少し不安だけれど、楽しみだな。
運転の順番はオッパから。
出発したらあっという間に、交代する高速の休憩所に着いた。
HS「取りあえずサービスエリア着いたね」
車から降りて、大きく伸びをする。
音楽は私のオススメのバンド曲をかけてきた。
ブルートゥーススピーカーに繋いで、ドライブに合うセットリスト。
『ここまで運転ありがとうございました』
HS「いいえ。良い匂いするね〜何か食べよう!」
ソトクソトクとトッポッキを分けて食べて、休憩が済んだらいよいよ私の運転。
『すみません、これってエンジンどうやってかけるんでしたっけ?』
HS「ブレーキ踏んで…って大丈夫?本当に運転する?」
『ブレーキでこのボタンですか?大丈夫です。大船に乗ったつもりでいてください』
HS「お?」
駐車スペースを出るのに勢いが良すぎて、咄嗟に急ブレーキ。
ガクンと車体が揺れて、ハンドルを切ってまたアクセルを踏む。
HS「落ち着いて、焦んなくて良いから」
『焦ってません』
今度はスムーズに行けた。
高速の合流車線で後ろを確認しながら、もう少しアクセルを踏み込んで適正速度まで上げる。
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あさなさな(プロフ) - pumpkinさん» たくさん読んでいただきありがとうございます!色んなホソクさんを楽しんでいただけたらと思います。なんとなく似てしまうのはご愛嬌笑 (9月11日 18時) (レス) id: 182cc2cbf3 (このIDを非表示/違反報告)
pumpkin(プロフ) - 本当にあさなさなさんの世界のホビ素敵すぎます。全作品読ませてもらってます。癒しの時間をいただいてます。素敵な作品をたくさんありがとうございます!! (9月8日 11時) (レス) @page50 id: 3dc2269bbe (このIDを非表示/違反報告)
あさなさな(プロフ) - 鹿さん» 長いのにありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです!こちらはもっと山あり谷ありですね笑 (8月10日 17時) (レス) id: 182cc2cbf3 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - うわあ三日で頑張って全部読みました!最高ですね!こんなにリアルで切なさを描いた小説初めて読んだ気がします。 (8月10日 3時) (レス) @page50 id: 6f7661d487 (このIDを非表示/違反報告)
あさなさな(プロフ) - フネ55さん» 楽しくて悩ましい大学生活を描きたかったので、嬉しいです!微々たる供給ですが、楽しみにしてくださってありがとうございます! (7月23日 19時) (レス) id: 4d4d65fc30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あさなさな | 作成日時:2023年5月31日 17時