そんなふうに、見ないでほしい 6【HS】【TH】

267:日本語 ページ19

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JM「Aの図書カードも千円分で、テヒョンアも千円のストラップって言ってたし…他のもどう考えたってそんくらい」




TH「たまたまですよ、そんなちゃんと決めてはなくて…」




YG「ヒョン、俺返しませんからね」




JM「それはもう良いけどさ、テヒョンアお前さらに隠し事しやがって」




TH「違いますよぉ！あわよくば五千円欲しいなんて思ってませんってば！」




JM「てめぇ！」




それからテテ先輩がジミン先輩に固め技を散々キメられて、ぎゃーぎゃー騒ぎながら夜が更けていった。











それから案外すぐに旧正月が来て地元に帰省した。

おもてなしの正月料理やチャレの準備を手伝って、家族親戚で新年の挨拶を交わした。



少し空いた時間で、高校時代の友達と会って遊んだ。
そこにはテヒョンがいて、なんだか不思議な感じがした。




帰ってからはバイトや、学科の友達と遊びに行ったりしていたら、あっという間に一泊二日のドライブミニ旅行が目前に迫っていた。

寝る準備をしながら、話題はその事になる。




HS「もう明後日だね〜ってことは冬休みももうすぐ終わりだ」




『なんか一瞬でした。勉強尽くしで大丈夫でしたか？旅行は存分に楽しみましょうね！』




HS「本当は海外とか行きたかったな〜」




『ホビオッパはどこに行きたいですか？』




HS「日本」




ホビオッパの部屋は、数か月前から日本語教材が見る度増えていた。
一度翻訳で読んだ論文を、原文で読みなおしたりもしているらしい。

一応私も日本語は取っているけれど、結構苦手だ。




『もともと日本語の成績良いのに…』




HS「授業だけじゃ実用レベルまでいかないからね。論文も読めないんじゃ意味ないし」




ホビオッパの日本語の教材をぺらっとめくると、物凄い書き込み。

私も粘菌の文献を、日本語から翻訳してみようかな。
そしたら日本語の授業にも役立つだろう。短くでも日本語で日記をつけてみるのも有りかもしれない。




『本当に凄いですね』




HS「それ使うならあげるよ。新品を買うよりは要点が分かりやすいと思う」




『良いんですか？』




HS「もちろん。春学期の日本語の授業では参考になると思う」




『大事にします』




HS「じゃあ見返りに…

可愛いAをもらいます」




『え？』




腕を引かれてベッドに一緒に倒れ込む。
唇が何度も、丁寧に落ちてくる。


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