249:おかしくない※ ページ1
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それでもしぼむことなく、愛しい気持ちが後から後から、とめどない。
ひとつになるって、こんなに気持ちいいんだ。
スピードが徐々に上がって、必死でオッパにしがみつく。
HS「A A」
『オッパっ、ぅん…』
熱に浮かされて、お互いの名前を呼び合う。
肌のぶつかる音が、二人を繋ぐ水音が、さらに快感をあおっていく。
HS「んっ、く…」
『ああぁ…』
ひと際艶っぽい声で眉間にしわを寄せて、奥まで押し付けられる。
ドクドクと脈のようなものを感じた。
ホビオッパが私を抱きしめるようにして倒れてくる。
多幸感の中、その首筋に顔を埋めて息を整える。
どれぐらいそうしていたのか、おもむろにホビオッパが動いて、私から自身を引き抜いた。
HS「ごめん……もう一回して良い?身体きつい?」
『えっと…』
HS「いつもみたいにダメです!とかありえません!て言わないね。
ふふっ気持ちよかった?」
それを口に出せなくて、見つめた後に、小さく頷く。
結局ぐぷっと恥ずかしい音をたてながら、もう一度ホビオッパを受け入れる。
HS「せ、まいのに…濡れてるから、滑りが良い。
だから二人で気持ちよくなれるんだね」
『やあ……あっ!』
肌がぶつかって、引いていく。
HS「挿れても出しても、ずーっとあふれてくるよ」
『おかしい、ですか…?』
HS「おかしくない」
今度はしゃべりながらゆっくり。
私が音が出るのを恥ずかしがってる事、絶対に分かってしてるんだ。
コロコロっと、チャームが首元を滑る。
HS「かわいい。ネックレス似合ってる」
『も…普通に、してくださ、い…』
HS「普通って、何?…んっ」
『い、いじわる…』
HS「ねぇA、めちゃくちゃ、楽しいね」
『さっきの、一回目みたいに、してください…』
HS「ゆっくりは、いや?」
もどかしいよ。
どうにかなっちゃいそう…
『やじゃない、けどっ…あああ!!』
ゾクゾクと高みに引き上げられる。
もうここまで許していて、嫌なことなんて、ある訳ない。
いっぱい優しくしてくれたら、もっと嬉しいってだけなの。
どうしたらオッパにもっと喜んでもらえるのか、まだ分かんないことだらけだ。
だけどね、大好き。
その心だけはひたすら、あなたに向かっていく。
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あさなさな(プロフ) - pumpkinさん» たくさん読んでいただきありがとうございます!色んなホソクさんを楽しんでいただけたらと思います。なんとなく似てしまうのはご愛嬌笑 (9月11日 18時) (レス) id: 182cc2cbf3 (このIDを非表示/違反報告)
pumpkin(プロフ) - 本当にあさなさなさんの世界のホビ素敵すぎます。全作品読ませてもらってます。癒しの時間をいただいてます。素敵な作品をたくさんありがとうございます!! (9月8日 11時) (レス) @page50 id: 3dc2269bbe (このIDを非表示/違反報告)
あさなさな(プロフ) - 鹿さん» 長いのにありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです!こちらはもっと山あり谷ありですね笑 (8月10日 17時) (レス) id: 182cc2cbf3 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - うわあ三日で頑張って全部読みました!最高ですね!こんなにリアルで切なさを描いた小説初めて読んだ気がします。 (8月10日 3時) (レス) @page50 id: 6f7661d487 (このIDを非表示/違反報告)
あさなさな(プロフ) - フネ55さん» 楽しくて悩ましい大学生活を描きたかったので、嬉しいです!微々たる供給ですが、楽しみにしてくださってありがとうございます! (7月23日 19時) (レス) id: 4d4d65fc30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あさなさな | 作成日時:2023年5月31日 17時